雑貨その他
HEY-SIGN
ヨーロッパで注目のフェルト素材。温かく無限に広がるカットワークとカラーバリエーションで、ファッションからインテリアまで幅広くポイントとなるアイテムです。
ドイツから届いたHEY−SIGNのフェルトコレクションも鮮やかなカラーとユニークなカットワークで楽しませてくれる今最も注目されているブランドです。
Designer
"HEY-SIGN"はドイツのデザインカンパニーです。
オーナーであるマティアス・ハイさんと、テキスタイルデザイナーのベルナデット・エーマンスさんのお二人で活動されています。

彼らはフェルト素材にこだわり、雑貨、家具、ラグやクッションなど様々なものを創り出してきました。
羊毛100%のフェルトはシンプルが故に奥深くてアーティスティック。彼らが創り出す発想豊かに生活を楽しませてくれるアイデアいっぱいの品々と、洗練された美しいカラーに魅了されます。
これまでに発表された作品はMoMAやDESIGNERS GUILDなどで展示され、そのデザインクオリティの高さは世界でも認められています。
"HEY-SIGN”の活動の始まり
各々に活動していた2人が共同して"HEY-SIGN"を立ち上げたのは5年前。
最初はドイツの展示会にて、家具と一緒に、フェルトのシートクッションを展示したところ、そちらの方に注目が集まり、それからフェルト素材を主に手がけるようになったそうです。

"HEY"はオーナーであるHEYさんの姓"SIGN"は言葉のニュアンスから。
結果とても印象的なネーミングになりました。
フェルトの歴史

「欧州でのフェルトの位置づけはどのようなものなのですか?」と伺うと「それはフェルトの歴史にまでさかのぼります。」と説明してくださいました。
フェルトの歴史はとても古く、西暦紀元からシベリアやロシアなど極寒の地域では帽子、靴、衣類、テント、敷物など暖をとるための生活に深く根ざした素材として使われ、またモンゴルの遊牧民の間ではフェルトは宝石に値するほど高価だったそうです。
その後フェルトが多方面で加工されるようになると、方向も大きく2つ分けられるようになりました。
ひとつは「ハンドメイド・フェルト(Handmade Felt)」。昔からの伝統的なフェルトの加工で、羊の毛を手で何度も揉みこんで形作るものです。プリミティブで素朴、凹凸のある手触りが特徴です。
もう一方は「インダストリアル・フェルト(Industrial felt)」と呼ばれ、機械によって圧縮され加工されたフェルトです。
家具の座面の下敷き、敷物、衣類など、形を自在に変えることができ、縫製などの始末もいらない手軽さでプロダクツの幅が拡がって行きました。
HEY-SIGNはこのインダストリアル・フェルトの可能性をさらに市場に拡大していきました。
フェルト素材へのこだわり
“HEY-SIGN”のフェルトにかける情熱は人一倍強く感じられます。まず品質の良い100%ウールにこだわること。
そして創り出されるアイテムはできるかぎりフェルトのみで構成していること。
「それはフェルト自身がとても[not so clear=曖昧な素材]だから。曖昧であるが故に未知の可能性に満ちていて、自在に形や、色、手触りなどを変化させることができ、また、切ったり、丸めたり、刻んだりと無駄のないシンプルな加工ができる。

古くなればまた自然に回帰できる。これにこだわることがフェルトの価値を高めていくことだ。」と話してくれました。
HEYさんがフェルトのもつ本質を熟知しているからこそ無限の可能性を見出し、強い信念を持って活動していることが伺えます。
HEY-SIGNの色使い

現在では、30色以上の鮮やかで洗練されたカラーを展開していますが、最初のカラーはグレー、ブラック、レッドといった基本色から。
それから毎年、次々にインテリアとしてのフェルトの可能性も拡がり、その年ごとに印象的なカラーが惹き出されていきました。
この色の変化によって、フェルトプロダクツが、グレーのフェルトで作られた工業製品のイメージから、洗練されたインテリアへ変化したのです。
今では世界中の国々との取引がある彼らですが、色の選択もお国柄が出ているそうです。
地元ドイツでは、ラグなどの敷物にはグレー、レッド、ブラック、といった基本のカラーですが、最近はグリーンやマンゴーといったビビッドな色も人気とのこと。
日本では、テーブルウエアにグレーのようなダーク色をチョイスされることがあり、ヨーロッパではそういったカラーを使うことは珍しいのでとても驚いたということです。
感性豊かな色と暮らしを楽しむプロダクツ
デザイナーであるベルナデットさんは、自然の持つ色のインプレッションをとても大事にしています。
彼女の創り出す色のヒントは日常生活のさまざまなシーンから生まれます。

木や花や葉など自然のもつ微妙なニュアンスの色、海外でもその土地で目にする色の構成などにも常にアンテナを張っているようです。
先日訪れた鎌倉では、境内に向かう「紫陽花」の連なる姿、蓮が池に浮かぶバランスなどが、とても美しく印象深かったと話してくれました。
また、彼女自身が暮らしを楽しむ達人であることは彼女の生み出すアイテムからも伺えます。
小さい頃に遊んでいた時の色や形の記憶や、実生活での工夫などが盛り込まれ、そこにはアーティスティックなセンスとおしゃれでウィットに富んだ遊び心が溢れています。
今後の活動予定

フェルトというひとつの素材にこだわり、ゆっくり、着実に自分達の世界を創り上げてきたHEY-SIGN。
フェルトは伝統的にも普遍的な素材であることを前提に、「一過性の流行やビジネスに左右されることなく長いスタンスで使い続けられるものを創っていきたい。
今後は各アイテムごとの展示会などに出展してきめ細かく市場を増やしていきたい」とハイさん。
ベルナデッドさんは「これからも暮らしを楽しみながら、アイデアを出していきたいわ。パートナーが許せばもっと色を増やしたいくらい。」と、とても意欲的でした。






















