Paimio Campaign 2022

フィンランド南西部、パイミオ市の森の中にある「パイミオ サナトリウム」は、1933年に竣工した、アルヴァ・アアルトとアイノ・アアルトの設計による結核患者の療養所です。パイミオサナトリウムのインテリアには、患者の心と身体を「癒す」効果を狙い、多彩な色の組み合わせが選ばれました。アルテック製品の一部には、現代でもパイミオサナトリウムにちなんだカラーが使われています。
パイミオサナトリウムのカラーパレットは、壁画やステンドグラスのアーティストとして知られるエイノ・カウリアとの協働により選ばれました。ロビーや階段のゴム製の床は、患者の回復に不可欠な太陽の光を建物内に迎え入れるという構想に基づき、輝くようなカナリアンイエローに塗られました。食堂の天井や読書室、ラウンジ、病室に配された多彩なニュアンスのグリーンとブルーは、ベッドやラウンジチェアに横たわる患者の周囲に穏やかで平和な雰囲気を作り出します。ラッカー仕上げを施した滑らかな壁や天井の表面は、松や白樺の木々の間を抜けて差し込む柔らかな木漏れ日を反射しています。
廊下の手すりも判別しやすい色に塗られ、さらに、階段、エレベーターリフト、暖房器具などもまた、機能や要素ごとに大胆に色分けされました。鮮やかでも柔らかでも、色にはその場に合わせたそれぞれの意味合いと目的が込められていました。その結果、大らかで、快適な構造が生みだされ、そのすべてが患者の身体と精神を回復に導く効果を計算して設計されています。
キャンペーン詳細

パイミオサナトリウムのために作られた90周年を迎える「606 サイドテーブル」や、パイミオ関連商品をお求めいただいた方へ先着で、非売品のポストカードセットプレゼントをプレゼントいたします。
期間:ポストカードが無くなり次第終了となります。
対象商品

606サイドテーブル / ミント×ライトグレー

606サイドテーブル / ミント×ウォルナット