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第19回 雨の季節も恐くない珪藻土の乾燥剤


フードコンテナetc…

1年のうちだと梅雨の6月が一番雨降りのイメージがあるけれど、それは西日本の話で太平洋側の東日本では秋雨降る9 月や10 月の方が降水量は多いらしい。年間を通して考えた時、3・4 月、6・7 月、9・10 月は雨が多い印象があって、つまり大袈裟にいうと1年のうち半年近くはジメジメに悩まされていることになる。我が家の場合はコンクリート造りのマンションで気密性も高く、キッチンや玄関は窓がないためどうしても湿気が籠もりやすい。特にキッチンにある食品類が湿気たりカビが生えたりしないかは、常に心配の種だ。1度開封したものはなるべく冷蔵庫に保存しているが、とはいえ物理的な量としてそんなに冷蔵庫に収まるわけはなく、常温保存の調味料や乾物には全てシリカゲルを投入し、しょっちゅう覗いて見ては様子を伺っている。しかしガラスなどの透明な容れ物の中にシリカゲルが入っている様子は、あまり素敵ではない。しかしそれしか方法がなく、半ば諦めていたのだけれど。
そんな悩みを解決してくれたのが、このSOIL シリーズだった。SOIL の主素材は珪藻土。吸湿性にすぐれ消臭効果もある今人気の素材だ。


まず、ドライングブロック。チョコレートのようにつながったブロックをパキッと折って使用する。1本のサイズは6cm×1.5cm。キャニスターやジッパー付き袋に丁度良い大きさだ。調味料やお菓子入れ、また乾物の袋などに放り込んでおくと、しっかり乾燥を保ってくれる。少し固まり初めていたお塩の瓶に入れて半日置いたら、サラサラに戻ってくれた。おしゃれでスマートな湿気対策だ。製品の特性上、折った断面から粉やかけらが食品に混ざることもあるが、珪藻土自体は体内に入っても問題ない素材だそうで、安心して使用できる。
次に便利なのは、チャサジ。ティースプーン自体が珪藻土でできているので、茶葉などを保存している容器に入れておくとこれだけで乾燥が保たれる。チャサジすりきり1杯分が約7.5cc。お茶はもちろん調味料入れなどに使ってもOKだ。

そしてとても優れものなのがフードコンテナ。いわゆるガラス製のキャニスターなのだが、なんとこの蓋自体が珪藻土になっている。なので乾燥剤も、それこそドライングブロックも入れる必要なし。このキャニスターを使用するだけで、しっかり乾燥が保たれるというわけだ。

と、ここまでキッチンでの使用について書いてきたのだけれど、実は一つだけ注意点があった。それは、お砂糖には使えない、ということ。お塩などの大抵の調味料は水分を吸収することで結晶同士が結びつき固まるのに対して、お砂糖は水分が奪われることで結晶同士が結びつく性質なのだそうだ。なのでお砂糖の入っている容器にSOIL を使ってしまうと逆に固まってしまうことがあり注意が必要らしい。私自身、今までずっとお砂糖の容器にもシリカゲルを入れていたので、それは大間違いだということに初めて気づいた。

この珪藻土の製品たち、キッチンで使うだけではもったいない。例えばドライングブロックは靴の湿気取りにも重宝する。大雨でビショビショになって帰ってきた娘の靴に放り込んで一晩置いたら、しっとり濡れていた靴の中は見事に乾き、逆にドライングブロックの方はちょっと湿った感じになっていたのには驚いた。珪藻土は消臭作用もあるので、工夫次第でいろいろなものに重宝しそうだ。

ということで、ベランダのバジルとローズマリーを摘んでドライハーブを作ろうと思い立った。電子レンジで乾燥させてフードコンテナへ。ドライングブロックも入れてダブルで乾燥強化だ。消臭効果があるのでハーブの香りもなくなってしまうのでは?と少し心配したけれど、それについてはほとんど大丈夫だった。
エコでおしゃれな乾燥剤。ずっと悩まされていた湿気との戦いがスマートに解決して、ちょっと嬉しくなりました。

>おわり

ご紹介アイテム

□ ドライングブロックミニ

手軽に、保存瓶などに入れるだけの板チョコ型乾燥剤。

商品ページへ

□ チャサジ

容器に入れると、お茶の乾燥を保ちます。

商品ページへ

□ フードコンテナグラス【取扱い終了】

蓋自体が珪藻土のガラスコンテナ。

取扱い終了

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小林千寿子 / フリーランス・デザイナー


神奈川県在住。 グラフィックデザイン会社、(株)ゼロファーストデザインを経て、1996年に(株)センプレデザインの立ち上げに参加。
センプレでは主にショップのカタログなど、グラフィック部門を担当。 1999年からフリーランスで、活動中。 大学生の娘と夫との3人暮らし。