Vitra / ヴィトラ

【数量限定】パントンチェア Panton Chair / クラシック ゴールドVitra / ヴィトラ

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商品説明

パントンの美学を纏う、特別な一脚

ヴァーナー・パントン生誕100周年を記念した、世界限定999脚の特別モデル「パントン チェア クラシック ゴールド」。 パントンはキャリアを通じて鏡面仕上げに魅了され、他のデザイナーよりも幅広く、さまざまな反射効果を追求しました。1970年代初頭には、パントン チェアの流れるようなダイナミックな曲線に鏡面仕上げを施す可能性を模索していました。しかし当時は、傷のつきにくい鏡面仕上げを実現することが技術的に困難でした。今回、ヴィトラはヴァーナー・パントンデザインAGと協力し、現代の技術によってその構想を実現。温かみのあるゴールドトーンの鏡面仕上げとして「パントン チェア クラシック ゴールド」が誕生しました。眩い輝きを生み出すのは、複数のワニス層に金属粒子を埋め込むメタリゼーション加工。この複雑なコーティングシステムは、使用時にキャンチレバーチェアに生じる僅かなたわみにも耐えうる柔軟性を持ちつつ、傷がつきにくい十分な耐久性を備えています。26もの精巧な工程を経て、約80時間をかけて一脚ずつ製造されます。そのうち約50時間は、職人による細心の手作業に費やされます。純度99.9%のシルバーによる反射性の高いコーティングをベースに、複数の層を重ねてゴールドの鏡面仕上げを実現。最終工程では色ムラや傷、埃、エッジなどを細かく検査し、丁寧に梱包されます。パントンが半世紀以上前に思い描いたアイデアと、現代の技術、そして職人の手仕事がひとつになった特別な一脚。生誕100周年を記念する、世界限定999脚のコレクターズアイテムです。
シリアルナンバー入りのプレート付き。製品紹介テキストの特別仕様のカード、ケア&メンテナンスカード同梱。特別仕様の段ボール梱包にてお届けいたします。

商品概要

商品番号
749786
サイズ W500×D610×H860・SH440mm(座面最下部)
ブランド ヴィトラ
デザイナー ヴァーナー パントン
製造国 欧州連合
素材
商品詳細

世界初のプラスチック一体成型のチェア

ヴィトラ パントンチェア 全体像

ヴァーナー パントンによってデザインされた「パントン チェア」は、ヴァーナー パントンとヴィトラが1960年代から開発を始め、1968年に量産がスタートした、プラスチックによる世界初の一体成形型のキャンチレバーチェアです。パントンチェアは国際的なデザイン賞を多数受賞し、世界中の著名な美術館のコレクションとして所蔵されるなど、20世紀デザインの象徴ともいえる一脚です。


1960~1990年代

パントンチェアの初期プロトタイプとヴァーナー・パントン

ヴァーナー パントンが一体成型で作られたプラスチック製チェアのデザインを考案してから、メーカーを見つけるまでに数年かかりました。

「ある日、私のもとを訪れたヴィトラ創業者の息子、ロルフ・フェルバウムが、パントンチェアの試作品を指さして、「どうしてこの椅子は製品化されていないんだ?」と尋ねました。そこで私は、「15から20社の製造元が製造に挑戦しましたが、さまざまな理由から諦めたのです。」と答えました。著名なアメリカ人デザイナーの言葉に、「座れない椅子は、椅子ではない」とありますが、この試作品は椅子としてまだまだ不安定な状態でした。すると、ロルフ・フェルバウムはすぐさまヴィトラのエンジニアであるマンフレッド・ディーボールドに電話をかけたのでした。これが後に20世紀のデザインアイコンとなる、パントンチェアが出来上がるまでの長い道のりのスタートとなりました。ロルフ・フェルバウムの存在無くして、パントンチェアは生まれなかったのです。」

- Verner Panton -

ヴァーナー パントンがキャンチレバーのプラスチックの椅子を開発したのは1950年代後半ですが、当時そのデザインの椅子を製品化できる製造元はありませんでした。ヴァーナー パントンのアイデアにもともと興味を持っていたヴィトラの創業者であるウィリー フェルバウムは、息子のロルフ フェルバウムとヴィトラの製造開発責任者であるマンフレッド ディーボールドからの報告を受け、この椅子の製品化を決意しました。

そして1963年にヴィトラとヴァーナー パントンは、やがて20世紀のデザイン史に残ることになるこの椅子の開発に取り掛かりました。しかし、彼が思い描いていたような曲線で構成された繋ぎ目のない一体成型の椅子をプラスチックで製造することは、当時の技術においては不可能とも言える挑戦的な取り組みでした。ヴィトラの製造担当者とヴァーナー パントンは、数年にわたる試行錯誤の末、職人の手作業によりガラス強化繊維にポリエステルを塗り込んで作られたプロトタイプ10脚を完成させました。

1960年代のパントンチェア製造プロセス

1967年、冷圧したガラス繊維強化プラスチックを用いて150脚の試作品が作られ、世界で初めてのプラスチックによる一体成型キャンチレバーの椅子が誕生しました。鮮やかな色と彫刻的なデザインは大きな衝撃を与えましたが、製造コストと工程の複雑さから大量生産には至りませんでした。

その後、Bayer社(※1)の硬質ポリウレタン素材を採用し、1968年に「パントンチェア クラシック」の量産が開始されました。

※1:ドイツのノルトライン=ヴェストファーレン州レバークーゼンに本部を置く化学工業及び製薬会社。

パントンチェアの耐久・強度テストの様子

さらに高品質な製造方法を模索する中で、BASF社(※2)の新素材による射出成形(※3)を試みましたが、技術的課題や素材の経年劣化により1979年に一時製造を中止。信頼回復と改良を経て、1990年に強度の高いポリウレタン素材で製造を再開しました。

※2:ドイツ・ルートヴィヒスハーフェンに本社を置く世界最大の総合化学メーカー。
※3:加熱して溶かしたプラスチックを金型に送り込み、冷やすことで成形する技法。


1990年代~

現代のポリプロピレン製パントンチェア

1990年代に入ると、プラスチックと射出成形の技術革新が一層の進化を遂げます。このことは、ヴィトラとヴァーナー パントンにとって、パントンチェア製品化への大きな足がかりとなり、ポリプロピレン製による現在のパントンチェアの量産化に成功しました。最初の発表から30年の時を経て、ヴァーナー パントンが掲げた大きな目標の1つであった、プラスチック製の椅子を手ごろな価格で量産化することが、ついに達成されたのでした。それは、彼が亡くなった直後、1999年のことでした。

現在、ヴィトラは、表面の光沢が美しい強化プラスチック製のパントン クラシックと、落ち着いたマットな質感が特徴のポリプロピレン製のパントン チェア、多くの美術館のコレクションとして見ることができる2種類に加え、2007年にはヴァーナー パントンが当初より思い描いていた子供用の椅子、 パントン ジュニア を展開しています。パントンチェアは、名作椅子としてだけでなく、現代に至るまで大人から子供まで広く愛され続けています。


2026年 パントンが夢見た「鏡面仕上げ」

ヴァーナー・パントンは、デザインにおける「反射」の可能性を追求したデザイナーでした。家具や照明だけでなく、インテリア空間に至るまで、鏡面仕上げが生み出す光や反射の効果に強く惹かれ、さまざまな表現を試みました。

その探求のひとつが、1970年代初頭に構想された「パントン チェア」の鏡面仕上げです。一体成型による美しい曲線を描くパントン チェアは、光を受けることで表情を変える鏡面仕上げに適しているとパントンは考えていました。しかし当時の技術では、椅子として使用する際に生じるわずかなたわみに耐えながら、傷のつきにくい鏡面仕上げを実現することは困難でした。

それから半世紀以上。技術の進歩と高度な製造プロセスによって、パントンが思い描いた構想がついに現実のものとなりました。

鏡面の輝きを、ゴールドで

パントン チェア クラシック ゴールド

「パントン チェア クラシック ゴールド」は、パントンが追い求めた鏡面仕上げのアイデアを、温かみのあるゴールドトーンで表現した限定モデルです。

その輝きは、複数のワニス層に金属粒子を埋め込むメタリゼーション加工によって生み出されます。純度99.9%のシルバーによる高い反射性のコーティングを施し、その上に複数の層を重ねることで、深みのあるゴールドの鏡面仕上げを実現しています。

一脚に込められた、80時間

完成までには26もの精巧な工程を必要とし、製造時間は約80時間。そのうち約50時間は、職人による細心の手作業です。表面を滑らかに整え、下地をつくり、反射性の高いシルバー層を施し、ゴールドのコーティングを重ねる。最後には色ムラや傷、埃、継ぎ目やエッジまで入念に検査します。

パントンが半世紀以上前に描いたアイデア。それを現代の技術と職人の手仕事によって形にした「パントン チェア クラシック ゴールド」。ヴァーナー・パントン生誕100周年を記念して、世界限定999脚のみが製造されます。

時代を超えて受け継がれたデザインと、パントンの尽きることのない探求心。その軌跡を一脚に凝縮した、特別なパントン チェアです。

ブランド・デザイナー
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Vitra / ヴィトラ
1950年創業のスイスの家具メーカー
世界的なデザイナーの創造性と自社の開発力によって製品とコンセプトを生み出し、そのデザインの力を通してホーム、オフィス、公共スペースの空間の質の向上に貢献。またヴィトラキャンパスにおける建築やヴィトラデザインミュージアムでの展示、ワークショップ、出版物でも知られ、多様な側面を有しています。
Verner Panton / ヴァーナー パントン
20世紀を代表するフィンランドの建築家で自然素材を近代建築へ巧妙に取り入れ、温もりのある作品で知られるモダニズム建築の巨匠です。

1926~1998年。
デンマークのゲントフテで生まれたヴァーナー パントン(Verner Panton)は、Odense Technical Collegeで学び、その後、コペンハーゲンのthe Royal Danish Academy of Fine Artsにて建築を学びました。卒業後1950年から1952年の間は、アルネ・ヤコブセンの事務所で働き、1955年に自身の建築とデザインのスタジオを設立しました。以降、パントンは多数の独創的な家具や照明を世に送り出しています。
色彩と幾何学模様に魅せられたパントンの情熱は、テキスタイルデザインにも及びました。床、壁、天井、家具、照明、テキスタイル、プラスチックやエナメルで作られたウォールパネルなど、空間を構成するすべての要素を一体化させ、それ自体をアートに昇華することで、パントンのインテリアデザインは伝説とも言われました。中でも有名な例は、1968年と1970年のケルン国際家具見本市で開催されたヴィジョナ展、ハンブルクのシュピーゲル出版本社、オーフスのヴァルナレストランです。

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