世界で最も美しい美術館のひとつ、ルイジアナ近代美術館から。
デンマークの名門美術館「ルイジアナ近代美術館」は、ピカソやマティス、キース・ヘリングなど、世界的アーティストの展覧会を数多く開催してきました。その歴史を彩るアートポスターは、美術館の美学と思想を今に伝える特別なコレクションです。
「芸術はすべての人のものである」─そんな美術館の想いが込められた1枚を、ぜひ暮らしの中に。
スウェーデンの画家、カリン・ママ・アンダーソン(1962–)の作品《Flunkey》(2010)をモチーフにしたルイジアナ美術館のポスターです。2021年の展覧会「Humdrum Days」でデンマークで初めて大きく紹介されました。厚手のざらっとした非塗工紙に印刷されているので、作品の質感もしっかり感じられます。
《Flunkey》は、一見するとキッチンの何気ない風景を描いたように見えます。鍋や食器用ブラシ、はさみ、オーブンミットが並んでいるだけ。でもよく見ると、シンクの縁に二人の女性がいて、その存在がちょっと不思議な空気を作っています。そして作品の中には、作者が「死」を連想させると言う「黒い顔」も描かれていて、どこか物語が隠れているような気配が感じられます。
ママ・アンダーソンの絵は、昔の写真や映画、歴史的な資料などを参考にしながら作られていて、絵の中に絵や写真が重なるような複雑な構成になっています。広々とした風景や室内、ポートレートなど、見る人の心に何かを語りかけるような世界を描いています。北欧の森や独特の光、そして人形のような存在感のある人物たちが印象的です。
モノトーンのトーンと控えめな色使いが、リビングや書斎、寝室の落ち着いた空間にさりげなく溶け込みます日常の何気ない風景に潜む物語を感じさせるこの作品は、空間に奥行きや静かなドラマをプラスしたい方におすすめです。
※こちらはポスターのみの販売になります。フレームをお探しの方は
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