伝統とコンテンポラリーなデザインの融合
ありそうでなかった多角形のテーブルシリーズ「カラーウッド」。鮮やかな色彩と現代的な幾何学文様のデザインを得意とするオランダのデザインスタジオ、ショルテン&バーイングスによって手掛けられました。
樽のような脚と15角形の天板、そして印象的なカラーやグラフィックが、様々なライフシーンに溶け込みながらもお部屋のアクセントとなります。モダンな空間ではもちろん、和室に置いてもかっこいい雰囲気に。
長年の技術が生むディテール
カラーウッドは工芸技術の伝統と、有効利用されてなかった広葉樹の小径木の特性に迫ったテーブルです。
小径木は、家具などに使うには幹が細くて加工にしくく向かないため、現状ほとんどがチップなどの燃料になってしまっています。その小径木の在り方を再考し、そこから必然的に生まれるかたちを日本古来の技法「雇い実接ぎ(やといさねつぎ)」で応用。テーブルのベース部分は、台形にカットされたパーツを繋ぎ合わせて構成されています。
高い強度を誇る雇い実接ぎは、ホゾ(※1)の凹凸の部分で組み付けて接着面を大きくすることで、その強度を実現しています。さらに内部から金属ビスで固定しているので、強度をパワーアップしながらも、外見上ではネジ頭が一切見えないという美しい仕上げになっています。
裏側には無垢の幅はぎ材(※2)を使用し、天板が薄く見えるようにこだわられた作りです。
※1:木材や石材、金物などを接合する時に一方の材に開けた穴に差し込むために、他方の材の一端に作った突起のこと。
※2:細かい材を集めて作る集成材に対し、大きな材を接着して板状にしたもの。接合部分が少ないので、より自然な仕上がりになります。
カリモク独自の技術「リアルコート」が施された天板
天板の模様は、木工技術、グラフィック塗装技術、伝統的な家具塗装技術の3つの技術が融合しカリモクの独自研究から生まれた「リアルコート」塗装。輪郭がはっきりとした美しい表現が可能となり、水をこぼしても滲みにくく、摩耗によってグラフィックが薄れたりしにくいのが特徴です。
異素材を加えた脚部のデザイン
脚部にはアクセントモチーフのグラフィックラインが入っています。ラインの素材は意図する質感、風合い、色合いを表現するために、布テープと異素材のロープを採用されています。
ラインの幅、厚み分を削り込んで、ロープとテープを埋め込んだ、細部へのこだわりが表現されています。
スペースやシーンに合わせてご使用いただけます
ソファやラウンジチェアの近くに置いたり、リビングスペースでのご使用には高さが低めのタイプがおすすめです。
テーブルは高さや天板の大きさがすべて異なる4サイズで構成されているので、単品で使うことはもちろん、複数のサイズを組み合わせてネストテーブルのように使用することも可能です。
同シリーズのダイニングテーブルはこちら
カラーウッドシリーズは、さまざまなカラー、高さ、直径のスタイルで構成されています。
リビングテーブルの技術はそのままに、ダイニングテーブルとして活躍する高さが74cmのタイプもご用意しております。
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