北欧の名作ランプ、AJシリーズ
デンマークを代表する建築家・デザイナー、アルネ・ヤコブセンが1957年に手がけた「AJランプ」。コペンハーゲンのSASロイヤルホテル(現ラディソン・コレクション)のためにデザインされたこの照明は、ヤコブセンの代表作として世界中で愛され続けています。
シャープなフォルムと、内側が白く塗装されたシェードから生み出されるのは、柔らかく美しい光。シェードは上下に動かせるため、シーンに合わせて光の向きを調整できます。そこにあるだけで空間を美しく引き立ててくれる、ミニマルなデザインのランプです。
SASロイヤルホテルについて
デンマークの建築家アルネ・ヤコブセンが手がけたSASロイヤルホテル(現ラディソン・コレクション)は、北欧モダニズムを代表する建築として知られています。22階建てのこのホテルは「飛行機時代のランドマーク」とも呼ばれ、1950年代を象徴する存在となりました。
このホテルの特徴は、外観だけでなく、内装から家具、照明にいたるまで、すべてがヤコブセンのデザインで統一されているというところ。素材選びや機能性にも強いこだわりがあり、モダンデザインの理想を体現した空間となっています。
コペンハーゲンの街並みに自然に溶け込みつつ、しっかりと存在感を放つこの建物は、建築作品としてだけでなく都市のランドマークとしても高く評価されています。ヤコブセンの「トータルデザイン」の哲学が詰まった、まさに総合芸術と呼ぶにふさわしいホテルです。
用途に合わせて選べる
豊富なサイズバリエーション
AJランプは、テーブル、フロア、ウォールランプのバリエーションで構成されたシリーズです。
様々なインテリア・シーンに合わせたコーディネートが楽しめます。
【テーブルランプ】
オリジナルサイズと、よりコンパクトな「AJテーブルミニ」の2サイズで構成された、AJテーブルランプ。ミニサイズは、SASロイヤルホテル開業60周年を記念して2020年に再リリースされました。どちらもベッドサイドやデスク、サイドテーブルなどにおすすめです。
【フロアランプ】
高さのあるスタンドタイプで、リビングのソファ脇やベッドサイドにぴったりのフロアランプ。読書やリラックスタイムなど、必要な場所にしっかりと光を届けてくれます。インテリアのアクセントにもなる美しい佇まいも魅力です。
【ウォールランプ】
壁に取り付けられるウォールタイプは、ホテルの寝室や廊下などでよく使われているランプ。下方を照らす光が、手元や足元をやさしく照らします。階段や玄関などにもおすすめで、奥行きのある空間を演出します。
クラシックなデザインに、モダンなカラー
AJランプは、豊富なカラーラインナップも魅力のひとつ。
2020年にAJシリーズの全種に当初のステンレス・スチール素材が再び加わり、2023年にはルイスポールセンやHAYのデザイナーであるクララ・フォン・ツヴァイクベルクとのコラボレーションによって、ヤコブセンの水彩画をもとにした柔らかな新色が仲間入りしました。
また、2025年には、支柱に真鍮をあしらったモデルも登場。クラシックな風合いとスタイリッシュな存在感が共存し、お部屋に品のある華やかさを添えてくれます。
シャープで美しい、洗練されたフォルム
直線と斜めのラインを活かした、独特のフォルムが印象的なAJランプ。無駄のないミニマルなデザインは、空間をすっきり美しく見せながらも、どこか静かな存在感を放ちます。