世界中の高値の花とされた希少なチェア
1944年にヴィルヘルム・ラウリッツェンがデザインしたVLA61 モナークチェア。当初製作されたのは10点のみ、大変希少な椅子として世界中のオークションで高嶺の花とされたコレクターズアイテムでしたが、今回の発売により、初めてより多くの人々に愛用していただけるようになります。製作過程では、素材に対する考え方を明確にして、椅子に現代的な表情を持たせながら、元のデザインにできるだけ近づけるように復刻されました。
VLA61 モナークチェアは、アゲハ蝶の一種である"モナークバタフライ"にちなんで名付けられました。それは、蝶に強い関心を持ち、生涯研究にいそしんだヴィルヘルム・ラウリッツェンへのオマージュです。
軽快なデザインに、最高の快適性
多くのパーツが二重に湾曲しているVLA61 モナークチェアの生産は、カール・ハンセン&サンの経験豊富な家具職人にとっても、複雑で時間のかかる作業です。すべてのパーツを手作業で磨き上げてから組み立て、さらに椅子全体、特に接合部周辺を再び手作業で研磨することで、最終的に完璧な仕上げを実現しています。
アームと後ろ脚の周囲を美しく仕上げるため、背もたれは椅子に取り付けた後に張り加工を施すなど、カール・ハンセン&サンの椅子張り職人の熟練した技術が必要とされる工程を経ています。
選べるフレームは4カラー / シートはファブリックとレザー
フレームの種類
フレームは、FSC®認証(※1)を受けた「オーク材」または「マホガニー材」の2種類。マホガニー材は、オイル仕上げのみ、オーク材につきましてはソープ、オイル、ホワイトオイルの中から仕上げをお選びいただけます。
オーク材について
耐久性に優れ長持ちするオーク(カシ)材は、その元来の強度に加えて、くっきりと美しい木目模様が特徴です。時を経るとともに、その色は温かみのある黄褐色へとゆっくり変わっていきます。
マホガニー材についてリボン杢とも言われるように、光の加減できらめく部分と深みのある赤茶色の部分がまっすぐな縞模様が特徴です。ウォールナット材やチーク材に比べて、木材としての色味の幅が少なく、経年の変化でさらに深みのある赤褐色へと変化をしていきます。
※1:FSC®認証とは、持続可能な森林活用・保全を目的として誕生した「適切な森林管理」を認証する国際的な制度です。FSCマークがついた製品を選ぶというアクションにより、森林破壊などの問題から森を守ることに繋がります。
張地の種類
張地はファブリック「BARU」、レザー「THOR」、レザー「SIF」の中からお選びいただけます。
張地の種類により価格が変わりますので予めご了承くださいませ。