彫刻のような佇まいが魅力的な、楕円形のダイニングテーブル
OW224 Rungstedlund(ルングステッドルンド)ダイニングテーブルは、デンマークの家具デザイナー、オーレ・ヴァンシャーが1700年代の英国家具からインスピレーションを得てデザインした、細身のフォルムと曲線的なシルエットが特徴です。ヴァンシャーの彫刻的なデザインと確かなクラフトマンシップを、この洗練されたテーブルに見て取ることができます。
「Rungstedlund(ルングステッドルンド)」の由来について
オーレ・ヴァンシャーの家具のシリーズ名「Rungstedlund(ルングステッドルンド)」は、デンマークの作家、カレン・ブリクセンがかつて暮らしていたルングステッドのカントリーハウスの名に由来します。
ブリクセンは1885年にルングステッドルンドで生まれ、1914年にケニアに移住するまでこの邸宅で暮らしていました。1931年、17年のケニアでの生活を終えて再びこの邸に戻ったブリクセンは1958年に財団を設立、自身のすべての著作権をルングステッドルンドに譲渡することでその存続を確かなものとします。
1960年、ブリクセンはデンマークの言語や文化、特に文学を支援することを目的とした組織であるデニッシュ・アカデミーの発起人の一人となり、1962年にオーレ・ヴァンシャーにアカデミーの本部となったルングステッドルンドのためのダイニングテーブルと椅子のデザインを依頼。ブリクセンは、作家、俳優、原子物理学者など様々な文化人を招き、ヴァンシャーのダイニングテーブルを囲んでの数々のディナーパーティを開催したのでした。
美しさが際立つオークの天板
エレガントなブックマッチ貼り(※1)のベニヤの表面は、ヴァンシャーの天然素材への敬意を表し、オークの木目の美しさと均一性が際立ちます。柔らかな弧を描くテーブルトップと、外側が丸みを帯び、内側が微妙に角度の付いた角型の脚により、軽快なフォルムとなっています。
※1:ブックマッチ貼りとは、同じ幅に断裁した突き板を1枚ずつ表と裏で貼り、2枚の突き板で1組が左右対称になるように貼っていくパターンです。海外では最もポピュラーな貼り方で、レトロ感のある仕上がりになります。
オプションの伸長板を使えば、伸長テーブルに
テーブルはオプションの伸長板を使うことで、伸長することが可能です。FSC®認証(※2)を受けたオーク材と、ブラックもしくはグレーのMDFからお選びいただけます。伸長板は一台のテーブルに最大2枚お使いいただけるので、人数や空間に合わせて使用できるのも魅力的です。
※2:FSC®認証とは、持続可能な森林活用・保全を目的として誕生した「適切な森林管理」を認証する国際的な制度です。FSCマークがついた製品を選ぶというアクションにより、森林破壊などの問題から森を守ることに繋がります。