Ole Wanscher / オーレ ヴァンシャー
1903年コペンハーゲンに生まれたオーレ・ヴァンシャーは、デザイナーとしてばかりか、デンマーク王立芸術アカデミー家具科の教授としてもデンマークデザイン界に大きな功績を残しています。今日オーレ・ヴァンシャーの家具は北欧モダンのクラシックとして世界中に知られています。
1903~1985年。
オーレ・ヴァンシャーは、機能性溢れる、優雅なデザインでデニッシュモダンの流れに大きな足跡を残しています。クリントが教鞭をとる王立芸術アカデミー家具科に在籍し、クリントの下で2年間仕事をした後、1928年自身のデザイン事務所を設立。家具デザイナーに専念していきました。クリントの後継者として王立芸術アカデミー家具科の教授にも就任。デンマークのデザイン界をデザイナーとして、そして教育者として牽引してきました。
クラシックな品位をもった、モダンなデザインで人気をもつ、ヴァンシャーの家具。デンマークの新聞ポリティーケン紙が1958年に、「オーレ・ヴァンシャーの椅子を購入すると、それから何百年も毎日、毎日その椅子に座ることになります。彼の椅子は、それほどの耐久性を備えています。」とオーレ・ヴァンシャーの家具について記したほどです。素材とディテールにこだわった、ヴァンシャーの名作は、今日も発表当時の新鮮さを失っていません。