世界中で愛される木製モンキーの生みの親、カイ・ボイスン(1886-1958)は20世紀のデンマークで最も有名なデザイナーの一人。ジョージ・ジェンセンでの修行を経て、1910年に銀細工師としてのキャリアをスタートさせました。
長男の誕生を機に子供向けのデザインに興味を持ち、玩具の生産を開始。彼の才能は金属だけにとどまらず、1930年代より制作を開始した木製オブジェの数々は、カイ・ボイスンのもう一つの顔となりました。「動物のデザイン上の線 (line) は微笑み (smile) にならなければならない」、「木製の動物は本物の動物の真似であってはならない」などの信条のもと、今やデザインアイコンとなったモンキー (1951年発表) をはじめ、さまざまな動物たちはデンマークのみならず、世界中の人々に親しまれています。