カール・ハンセン&サン / Carl Hansen & Son とは
カール・ハンセン&サンにとって名作と言えるのは、これまでに培った高い技術と最高級の素材で製作される、シンプルで美しく、機能を備えた製品です。100年以上に渡り、高い技術とクラフトマンシップで、新しいビジョンに満ちたデザインを世に送り出すことで知られてきました。
100年以上にわたって現代的なデザインを創造
その歴史は1908年、家具職人カール・ハンセンが自身の小さな工房をデンマーク、オーデンセに開設した時に始まりました。それ以来、妥協の無いクラフトマンシップへのこだわり、そして新しいデザインを追求してやまない優れたデザイナーとの協働。この二つが歴史を支えてきました。
そして世界的な家具デザイナーの一人、ハンス J. ウェグナーとの長年に及ぶ信頼関係が大きく影響しています。協働がスタートしたのは1949年。カール・ハンセン&サンの二代目の社長だったホルガー・ハンセンが、当時まだ無名だったデザイナーに社運を託した時に始まりました。
ウェグナーは名作とし知られるYチェアをはじめ、数々の名作デザインをカール・ハンセン&サンから発表。
まさにこれは、斬新なデザインと妥協をしない製作技術が手を組むことによって成し遂げられる偉業の証しといえます。
1950年代、デニッシュモダンを国際舞台に押し上げる大きな原動力となったウェグナー。そしてそれは弊社にとっても同様です。現在においても最も偉大なデザイナーであり、ベストセラーデザイナーです。世界中で名作と称され、コレクターアイテムとなっているウェグナーデザイン。そして、ウェグナーのビジョンは弊社の大事なDNAとなっています。
今日、カール・ハンセン&サンは、ウェグナーデザインをもっとも数多く生産する家具メーカーとして、ハンス J.ウェグナースタジオと密接に仕事をし、デンマークで製品を作り続けています。
クラフトマンシップ
ハンス J. ウェグナー、オーレ・ヴァンシャー、フリッツ・ヘニングセン、コーア・クリント、 モーエンス・コッホ、そしてポール・ケアホルム。ミッドセンチュリーを代表する、数多くのデンマーク人デザイナーの家具を製作しています。デザイナーのビジョンをより忠実に再現するために、各デザイナーのご遺族やデザイン事務所と密接な連携を続けています。
一方、新しい世代のデザイナーとも仕事をしています。モダンなスペースに斬新な輝きをもたらすシンプルさ、機能性、クラフトマンシップといった、デニッシュモダンの核となるビジョンを継承するデザイナーたちです。
コラボレーションの基本にあるのは、デザインから製作に至るまで一貫した、相互の信頼関係。またコレクションに新しい一面を加えることも共同作業を決定する大事な要素です。
かつて新しいデザインの創造に情熱を捧げた巨匠デザイナーたち、 そしてそれを継承する新しいクリエイターたち。デザイナーデュオ ストランド⁺ヴァス、 デザイナー トーマス・ボー・カストホルム、マルチアーティスト ナヤ・ウッソン・ポポフ。 こうした次世代のクリエイターとの協働が、弊社に新しいモダンクラシックを生み出すチャンスを与えると信じています。
カール・ハンセン&サンは、また、日本の建築家 安藤忠雄、そしてオーストリアのデザイナートリオ イーオスと国境を越えたコラボレーションにも着手。
自分たちのオリジナル性、技術の限界への挑戦、技術とサスティナビリティーの共存とあらゆる角度から検討した、素晴らしいデザインで弊社のコレクションに新しい一面を加えています。