自然を愛したアアルト夫妻の哲学が詰まった、プラントポット

自然を愛し自然とともに生きた、アルヴァ・アアルトとアイノ・アアルト。リーヒティエプラントポットは、その 2人のデザイン感をそ のまま形にしたような、プラントポットてす。アアルト夫妻がともにこだわりを持っていたのは自然の素材と、日常生活における機能性、 実用性。そしてデザインがそれに違和感なく調和することでした。このリーヒティエプラントポットはそんな夫婦の哲学を受け継ぎ、現在のライフスタイルにあったモジュールと素材とカラーで製品化されました。自然の持つ有機的なフォルムからインスピレーションを得 たであろう、美しい曲線形状。アアルトの主な建築に用いられているタイルから着想を得た、セラミック素材。ホワイトとブルーのカラー は、フィンランドのムーラッツァロにあるアアルトの夏の家(別荘)、『実験住宅』で使用されているのタイルの色がもとになっています。 そこにあるだけで美しく存在感を放ち、そして機能も兼ね備えている。そんなリーヒティエプラントポットに心惹かれてしまいます。
その原点はアアルト自邸のテラスにありました。




1934 年、アルヴァ・アアルトとアイノ・アアルトは、ヘルシンキ郊外の海辺の町、ムンッキニエミにあるリーヒティエ通りに小さな土 地を購入しました。ムンッキニエミは、今でこそトラムに乗れば都心からほど近い地域ですが、当時は延々と田舎の風景が続くばかり。 しかし、自然や自然素材を愛したアアルト夫婦は、あえてこの場所に自宅兼アトリエを構えることに決めたのです。
現在、ミュージアムになったアアルト自邸、その南向きのテラスには、アイノ・アアルトがデザインした大きな白い植木鉢が 2 つ、今も 静かに佇んでいます。この植木鉢は、1937 年のパリ万国博覧会で展示され注目を集めたものの、当時は製品化にまで至りませんでした。 そしてフィンランドが独立 100 周年を迎える 2017 年、80 年の時を経て、当時のデザインはそのままに、「リーヒティエプラントポット」 として素材を変えて製品化される運びとなったのです。
2タイプのフォルムがあります。
リーヒティエプラントポットのデザインは2タイプ、サイズは室内で使いやすい3種類を展開しています。シェルフなどにも置ける小ぶりなSサイズのデザインは、AとBの2タイプ。テーブル上などで生えるMサイズはBタイプのみ、また一番大きなL サイズは、Aタイプのみの展開です。カラーはホワイト・ブルー・グレーの、3色となります。
多用途で使えるのも魅力
リーヒティエプラントポットは植木鉢ですが、底に穴はありません。なのでフラワーベースとして使用したり、収納に使うことも可能です。 存在感はあるのにシンプルなデザイン。爽やかな白とブルー、落ち着いたグレーとブラウンは様々なインテリアの中に溶け込みます。 また 1 点1点、職人が手作りで製作しており、それが深い味わいにもなっています。 ※手作りのため、塗装の薄い箇所や釉薬のムラ、小さなシミやピンホールがある場合がございます。これは製造工程上避けられないもの となりますので、ご了承ください。



