artekのチェアの中で最も人気が高い、アアルトデザインのチェア。

アアルトチェアの中でもベーシックな形をしており、そしてartek(アルテック)の数あるチェアの中でも一番の人気を誇っているのがこの「チェア69」。1935年に発表されて以降北欧の街や家庭では当たり前のように使用されていて、今や日本ではもちろん、世界各国の人々に愛用されている名作チェアなのです。アアルトの出身大学であるヘルシンキ工科大学(現アアルト大学)でもチェア69は多く取り入れられています。
このチェアのデザインを手掛けた建築家兼デザイナーのアルヴァ・アアルトは、日本の障子や竹林などからヒントを得て、デザインに落とし込んでいくことも多かったそう。日本の住空間に彼のデザインした家具が馴染みやすいのは、もはや必然的と言えるかもしれません。アアルトを象徴する有機的なフォルムのチェアは温かみがありながらもシンプルで、どの空間にも置いてもフィットします。次世代にも、さらにその先の代にも、紡いでゆきたい名作品です。
どの空間にも馴染む、ほどよいサイズ感です。
横幅は44cmとほどよいサイズ感。低めですっきりと空いている背とコンパクトな座面のおかげで、空間を窮屈に感じさせません。シンプルな作りとスタンダードなデザインはお部屋にも馴染みやすく、また使い続けることで経年変化が楽しめるのも、長く愛用したいと思う魅力の一つです。

ダイニングテーブル合わせるだけで、ダイニングが北欧スタイルに生まれ変わります。背と座の洗練されたカラーはお部屋の中でもアクセントになり、色違いで揃えてみてもかわいいです。(テーブル82Bとの組合せ。)

美しい佇まいなので、お部屋の好きな場所に置くだけでも魅力を十分に発揮します。アアルトの生み出した曲線美。ついつい目を奪われてしまいます。


軽くて無駄のないシンプルなデザインのチェアは、ワークスペースにも最適。実際にヘルシンキの郊外にあるアアルトのアトリエ(スタジオ・アアルト)でもワークチェアとして活用されています。アルテックの80Aテーブル(W120cm)に合わせれば、作業するためのほどよいスペースが確保されるのでおすすめですよ。
チェアがテーブルに合うか確認しましょう。

チェアを選ぶ際、ダイニングテーブルとのサイズ関係にも注意をしましょう。テーブルのサイズと仕様によっては、テーブルの脚間に収めたいチェアが入らない場合もあります。ですので、テーブルの脚間とチェア幅を測ってきちんと収まるか確認してください。 また、テーブルの高さとシートハイの差尺は27〜30cmを目安にしていただくと快適にお使いいただけるかと思います。
カーブがかった背もたれは安定感があり、座り心地も抜群です。


背中の形に合わせてカーブしている背もたれは寄りかかるとぴったりフィットし、そのホールド感が絶妙な心地よさを生み出してくれます。体を傾けて肘を置くのにもちょうど良い高さです。スツール60やチェア66などの正円の座面と異なり、太ももに合わせて広めに設計されているので、よりしっかりとした座り心地を実感します。チェア全体は大きめな作りではないので、大柄な男性にはやや小さいと感じてしまうかもしれませんが、その分軽くて背中も大きく空いているので、持ち運びがしやすいというメリットがあります。
シンプルな作りですが、とても丈夫。




背は積層合板、座はフラッシュ構造で作られています。コンパクトかつ軽量で、芯材までバーチ材を使用しています。ビスで組み上げるシンプルな構造で、梱包をミニマムサイズにし輸送にかかるCO2排出量削減に貢献しています。実用性はさることながら、無駄を削ぎ落としたシンプルさと、アルテックを象徴する有機的なフォルムとLレッグがとても魅力的。まさに使いやすさと美しさが同居している素晴らしいチェアなのです。座面裏にはアルテックの正規品である証のラベルも付いています。
センプレでは12種類のチェア69を取り扱っております。


センプレではバーチ素材の木目をチェア全体に活かしたものから、座天面のみにアクセントカラーの入ったホワイトラミネート、色合いが美しいパイミオカラー、座面にアルテックのお好きな生地を張ることができる布張り革張りと、合計12種類のチェアを取り揃えております。バーチ、ホワイトラミネート、パイミオカラー、ペトロールラッカー、ブラックラッカー、ホワイトラッカーは国内在庫品となりますので、1〜3週間でお手元にお届けすることが可能です。また、布張り、革張りの納期は3か月以上かかりますが、1脚からお作りすることができます。ご希望のお客様はお問い合わせフォームまでご連絡ください。
【パイミオカラーとは】2013年にスツール60誕生80周年を記念して発表されたパイミオモデル。2017年に定番カラーとしてラインナップの仲間入りを果たしました。ここで言うパイミオとは1928年にアアルトによって設計された、フィンランドのパイミオにあるサナトリウム(結核療養施設)のこと。患者に少しでも元気を出してもらいたいと、アアルトは建築の一部に明るいカラーを取り入れました。そのポップで個性的なカラーが座面に採用されているのです。ラッカーで仕上げられた表面は半マットで美しいだけでなく、傷にも強いのがうれしいポイント。
artekのアアルトデザインの製品の多くは、お客様組立てとなっています。


アルテックのアアルトデザインの多くの製品は、お客様自身で組立てていただく仕様となっています。ビスなどのパーツも全て同梱されておりますので、組立て説明書をよくご覧いただいて手順通り組立ててください。ドライバー1本で簡単に組立てることが可能ですが、ご自身での組み立てが難しい場合は完成品もご用意しております。その場合別途費用がかかりますので、詳しくは各商品欄をご覧ください。
寸法図

座面の硬さが気になる方は、シートクッションとの併用もおすすめです。

チェア66は板座のため、長時間着席していると座面の硬さが気になる場合がございます。そんな方には、ウルトラスエード生地と、フェルト生地で作られたシートクッションとの併用がオススメです。高密度ウレタンの中材を使用し、置くだけでより快適な座り心地が実現。どちらもセンプレオリジナルとなっており、厳選したファブリックから丁寧にお作りしています。