¥ 47,300 〜 ¥ 59,400
606サイドテーブルの90周年を記念して、4つの特別版が数量限定で登場。スチールチューブにパイミオサナトリウムの内装に使われたミントとライトグレーを使用しています。病室や読書室の天井に使用されていた色からとった「ミント」、階段の金属製手すりに着想を得た「ライトグレー」の色をスチールチューブに施し、それぞれにライトグレーの天板、木目を活かしたハニー、ウォルナットの天板を合わせたバリエーションです。
※構造上スタッキングは出来ますが、傷や塗装剥がれの要因になるためお勧めいたしません。
アルヴァ・アアルトとアイノ・アアルトが設計を手掛けた「パイミオ サナトリウム」の建物内を歩いてみると、その至る所で鮮やかな色使いが目をひきます。フィンランド南西部、パイミオ市の森の中に建設されたパイミオサナトリウムは、結核患者が療養する「医療施設」として 年に竣工した後、現代においてもモダニズム建築の代表として高く評価されています。患者の身体と心を「癒す」という目的をさらに助長するため、インテリアには驚くばかりの多彩な色の組み合わせが選ばれ、建物のあらゆる場所、あらゆる機能にまたがり絡み合うように配されました。
パイミオサナトリウムのカラーパレットは、壁画やステンドグラスのアーティストとして知られるエイノ・カウリアとの協働により選ばれました。ロビーや階段のゴム製の床は、患者の回復に不可欠な太陽の光を建物内に迎え入れるという構想に基づき、輝くようなカナリアンイエローに塗られました。食堂の天井や読書室、ラウンジ、病室に配された多彩なニュアンスのグリーンとブルーは、ベッドやラウンジチェアに横たわる患者の周囲に穏やかで平和な雰囲気を作り出します。ラッカー仕上げを施した滑らかな壁や天井の表面は、松や白樺の木々の間を抜けて差し込む柔らかな木漏れ日を反射しています。
廊下の手すりも判別しやすい色に塗られ、さらに、階段、エレベーターリフト、暖房器具などもまた、機能や要素ごとに大胆に色分けされました。鮮やかでも柔らかでも、色にはその場に合わせたそれぞれの意味合いと目的が込められていました。その結果、大らかで、快適な構造が生みだされ、そのすべてが患者の身体と精神を回復に導く効果を計算して設計されています。
1894~1949年。
1894年にヘルシンキにて生誕。
1920年にヘルシンキ工科大学を卒業した後、当時ヘルシンキの建築界で名門と謳われていたオイヴァ・カッリオの事務所に勤めます。1924年、建築家としてアアルトの建築事務所に入ると長い間、アルヴァ・アアルトと対等の立場で事務所を率いました。アアルトの事務所が手掛けたサヴォイ レストラン(1937)、マイレア邸(1939)において内装デザインを担当し、一方で彼女自身のプロジェクトとして展覧会の展示デザイン、家具やミラノ トリエンナーレで賞を獲得したiittalaのグラスデザインを手掛けています。そんなアイノ・アアルトはアルテック立ち上げに
主導的な役割を果たし、1935年のアルテック創業時はアートディレクターとして、1941年から社長としてアルテックに関わりました。
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