¥ 676,500 〜 ¥ 1,153,900
ブルレック兄弟は、新しい「Losanges collection」において、正確さや上品さといった研究を続けています。それは古くからのキリム技術を使ったペルシャ絨毯を再解釈しています。この「Losanges collection」は、幾何学的なひし形を通じて13色を混ぜ合わせるという卓越した技術を必要としています。また技術的に複雑なため、パキスタン北部の職人への大きな課題も含んでいます。アフガンウールを手で紡ぐだけでなく、それぞれ異なるひし形が組み合わさっているので、他にはない人目を引くような色調と形に仕上がっています。
大きな柄、個性的な形、鮮やかなカラー。おおよそラグにらしくない柄を採用するのは、そのひとつひとつに込められた強いメッセージによるもの。宇宙を自然を人の温かみを、常に訴えかけてくるアーティスティックな作品たちです。
フロアに置くモダンアートと称されるnanimarquina(ナニマルキーナ)は、バルセロナ発のイメージとインドのハンドメイドで世界に発信するブランドです。
デザイナーのナニ・マルキーナ自身が立ち上げたこのブランドは独特のカラーリングやデザイン、そして技法を駆使してつくられています。その技法は、糸を染めるところからはじまり、織り込みはもちろんのこと、細部の緻密なところまで全て職人の手作業でつくられます。
空間のアクセントとして暮らしに豊かな彩りを与えるナニマルキーナは、この20年間の間にラグをはじめとする数々のテキスタイル商品を生み出し、企業としてもモデル的存在へと成長し、そして2008年、National Culture Award (2008年世界文化賞)を受賞しました。
ナニマルキーナは1987年より、材料と工程に徹底的なこだわりを持ち、ラグとテキスタイルプロダクトのデザインをしてきました。
企業の歴史は、カラフルな色と1980年代の幾何学的模様のラグからスタートしました。デザインは、ナニ・マルキーナ自身。それらは、人々の心をつかみ、デザイナーズラグをつくるというアイデアの成功を揺るぎないものにしました。
それを期に、マリスカルやペレ、エドゥアード・サムソなど有名デザイナーたちに新しいデザインを依頼。その結果、バラエティ豊かなサイズやカラーをもつシリーズが誕生し、国際的なマーケットへ押し上げるきっかけとなりました。
その1年後、今度は南インドでの手仕事によるラグ制作をスタート。クラフトマンシップによる新たなオリジナリティを生み出し、消費者に対して、より身近にナニマルキーナを感じてもらえるようになりました。
職人の技術と共に、様々な個性、感情、人々との触れ合い、温もりや親密さがラグに吹き込まれ、時代の象徴となりました。
Ronan & Erwan Bouroullec (ロナン & エルワン・ブルレック)
ロナン・ブルレック 1976年〜。
エルワン・ブルレック 1971年〜。
ロナン&エルワン・ブルレックは、共にフランスのカンペールで生まれました。兄のロナンはパリの École Nationale des Arts Décoratifs で、弟のエルワン はÉcole des Beaux-Arts in Cergy-Pontoiseで学び、ロナンは卒業後すぐに自身のスタジオを構え、当時まだ学生だったエルワンは、兄のスタジオで制作を手伝っていました。
1999年から、ブルレック兄弟はパリのデザインスタジオを拠点に共同でデザインを手がけるようになりました。彼らの作品は日々の暮らしの中で使う小物から建築プロジェクトまで多岐に渡ります。家庭やオフィス用家具、花器、磁器、ジュエリー、その他インテリアアクセサリーのデザインを手がけ、さらに彼らのデザインの範囲はインテリア空間全体にまで広がっています。