¥ 26,400 〜 ¥ 460,900
ハンス J. ウェグナーのラウンジチェア CH22は、カール・ハンセン&サンにより2016年、数十年の年月を経て生産が再開された復刻モデル。アームレストの形状、ペーパーコードを施した座面、そして印象的な成形合板製の背もたれ。随所にウェグナーデザインならではの特徴が見られる椅子となっています。
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CH22がデザインされたのは1950年、同年8月デンマークで開催された家具展示会にて発表されました。ウェグナーの図面に忠実に復刻されたCH22は、ムク材を用いた低めのアームチェア。斬新な形状をしたアームが大きな特色となっています。座面はペーパーコード張り。封筒の裏面にある対角線を描くような模様で施されています。
また、CH22には随所にすぐれた職人技巧を見ることができます。例えば、フィンガージョイントが美しい座枠のコーナーですが、前脚がコントラストをもつ木製のくさびで止められています。印象的な成形合板製の背もたれに施された楕円形の埋木も美しいディテールの一つと言えます。
CH22は、製作に手間のかかるディテールが各所におりこまれたデザインとなっております。これが長い間復刻されなかった一つの理由と言えます。復刻にあたり一部の工程は近代化されていますが、ほとんどの工程が60年以上たった現在も、発表当時と同じ手法で製作されています。組立、仕上げ、座面の張りと現在も当時と変わることなく、一脚一脚丁寧に職人により製作されています。
1914~2007年。
1914年4月2日デンマーク・トゥナーにて生誕。
コペンハーゲンにある美術工芸学校の家具科で学んだのち、27歳のときにアルネ・ヤコブセンの建築事務所で働くようになります。
1943年〜1946年には自らデザインスタジオを持ちながら自身が卒業した美術工芸学校で教鞭をとり、椅子のデザインを続けます。
現在に至るまでに、ピーコックチェア、ラウンドチェア(ザ・チェア)、Y-チェアなど500種類以上の椅子をデザインし、国内外を問わず多くの展示会に出展し賞を受けています。
その作品はニューヨーク近代美術館を始め、幾多の公共機関にコレクションされています。北欧デザインを語る上で、間違いなく最も代表的なデザイナーです。
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