¥ 20,900 〜 ¥ 264,000
Indoor-outdoorシリーズは、座り心地がいいことはもちろん、美しく経年変化していく屋外用の家具をデザインすること。さらに、これらの家具が使用される建物の一部、建物の延長に見えることを、デザインのコンセプトとしています。家具は常に周囲とのバランスを考慮したサイズでなければならないという信念から、使用される屋外空間のフォーマットがこのシリーズのサイズとスタイルの基本になっています。
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建築家、そしてデザイナーとして活躍するボーディル・ケアは、常に建築と家具の調和を追及してきました。その一つが1959年に発表された機能と美しさを兼ね備えたエレガントな家具シリーズです。いずれも室内および屋外用の家具として使用する事が可能です。発表から約60年の年月を経て、カール・ハンセン&サンから「Indoor-Outdoorシリーズ」として2018年にコレクションに加わりました。
Indoor-outdoorシリーズの開発においては、座り心地がいいことはもちろん、美しく経年変化していく屋外用の家具をデザインすること。さらに、これらの家具が使用される建物の一部、建物の延長に見えることを、デザインのコンセプトとしています。家具は常に周囲とのバランスを考慮したサイズでなければならないという信念から、使用される屋外空間のフォーマットがこのシリーズのサイズとスタイルの基本になっています。天候、風、日光、塩分、雪、霧といった様々な気候条件への考慮は言うまでもありません。
Indoor-outdoorシリーズを構成するのは、ラウンジチェア、サイドテーブル、ダイニングテーブル、ダイニングチェア、ラウンジソファ、サンベッド。いずれも耐久性を考慮した直線的なキュービックを基本形としています。今回の復刻では、優れた耐候性、美しい経年変化、室内外両方での使用を考慮し、無垢のチーク材を使用しています。
無駄のない、凛とした佇まいをもつIndoor-outdoorシリーズ。同時に自然素材が持つ温かみを感じさせます。ラウンジチェアは傾斜のある座を背は無垢材の板を剥いで制作。両サイドのアームが構成する四角形からはみ出すように取り付けられています。またアーム、脚部のテーパー加工を同じにすることにより、全体に統一感を出しています。
テーブル、ベンチのフォルムは、同じ幾何学的原理を応用したデザイン、板を剥いだ座面で構成されたサンベッドのヘッドボードは調整することが可能です。ダイニングチェアの構造も基本的にサンベッドと同様ですが、背のデザインがより開放感のある意匠となっています。
Indoor-outdoorシリーズは素材、構造、接合加工と全てにおいて、ボーディル・ケアがデザインした当時のエスプリを今回の復刻で再現し長年の使用に耐えるだけの強度を備えています。ただし、現代人のサイズに合わせ高さだけが若干変更されています。またすべてのチェア及びサンベッドには薄手のクッションを装着することができます。張地は耐候性ファブリックSunbrellaが使用されています。
Bodil Kjær(ボーディル ケア)
1932年~。
1932年、デンマーク、ホーセンスの代々受け継がれた農家に生まれたボーディル・ケア。質や美しさ、そして自然を尊ぶ一方、社会の動向にも大きな関心を寄せる家庭に育ちました。学校を終えるとケアは、渡英。英国家具に遭遇し、家具そしてデザインに関心を持つようになります。帰国後、建築を学ぶつもりだったケアは、英国での体験からFrederiksberg Technical College と School of Interior Designでインテリア・デザインを勉強。フィン・ユール、ヨルゲン・ディッツェルなど名だたる講師陣のもとで空間デザインを学んでいきます。
American Scandinavian Foundationを通じて、ケアは米国に留学。2年間デザインをさらに学びました。数多くの家具をデザインしたのもこのこの時期。自身の家具をすべて、住宅用の什器と見なしていました。ケアは機能性、経済性、美しさを重視したものの、彫刻的な芸術要素を家具には求めていません。家具をいかに構築していくかを優先し、フォルムよりも、純粋に技術面から家具デザインを追求したデザイナーでもあります。
1960年、米国から帰国するとケアは自身のデザインスタジオをコペンハーゲンに開設。ショールーム、オフィスのデザイン、そして展示会と活動の場を広げていきます。デザインスタジオを開設してから5年後の1965年、ケアはブリティッシュ・カウンシルの奨学金を獲得。デンマーク王立芸術アカデミー、さらにロンドンの英国建築協会付属建築学校で学ぶ機会を得ます。英国滞在中にケアは、数多くの新しいデザインや建築のコンセプトに遭遇する機会を得ます。結局、ケアはARUP社のシニア設計士として、1979年まで英国に滞在。英国、イタリアのオフィス、工場、大学などのプロジェクトを担当していきます。また、数人のイギリス人、イタリア人のエンジニアと共同でデザインスタジオを設立。アフリカの熱帯地方おいて、太陽エネルギーで空調する住宅プロジェクトなども手掛けています。
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