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天然素材の特徴による個体差について

木材や本革には、それぞれ独特の模様や質感があり、すべてが素材そのものの個性として表れています。それは木や動物が生きていた証であり、天然素材ならではの味わいとして親しまれています。
今回は、そんな天然素材の特徴についてご紹介。深く知ることで、普段使う家具の見え方が変わり、より愛着が湧いてくるはずです。ぜひ最後までお読みいただき、天然素材の魅力を感じていただければ幸いです。

目次


天然木

木材に見られる「節」は、もともと枝が生えていた部分が木目に現れたものです。木の個性を感じられる自然な模様で、ナチュラルな雰囲気を演出します。節の大きさや形はさまざまで、はっきりとしたものから目立ちにくいものまであります。

家具や建材では、節の有無によって表情が変わります。節が少ないものはシンプルで洗練された印象に、節が多いものは温かみや素朴さを感じさせる仕上がりになります。


柾目・板目

天然木は自然に生えていた木そのものにも個体差がありますが、木目=年輪のカットの仕方で「柾目(まさめ)」と「板目(いため)」の2種類の模様の個体差がでてきます。また、1脚以上を並べた際に「柾目」のものと「板目」のものとが一緒になることがあります。

柾目:水平に流れていく直線に近いまっすぐな木目のこと。すっきりとした細い縞模様が特徴で、均一な仕上がりになります。都会的で落ち着きのある印象です。

板目:山のような曲線混じりの木目のこと。木の自然な表情が楽しめ、温かみのある印象です。


どちらも木の個性を活かした美しさがあり、用途や好みによって使い分けられています。


カラードアッシュ仕様の場合、カラーが明るいと木目がはっきりと出やすい傾向があります。


虎斑

虎斑(とらふ)は、オーク材に見られる独特の模様のこと。白い線がランダムに流れ、光の加減で銀色に輝くことから、虎の毛並みにたとえて名付けられたといわれています。木の中心から柾目に切ることで現れ、木が土から吸収したミネラルの跡が筋状の木目として表れるもの。木が生きていた証ともいえる、自然が生み出す美しい模様です。


本革

本革には、傷と間違いやすい特徴が現れることがあります。これは「本革だからこそ」生まれる個性であり、天然素材ならではの風合いとして楽しまれています。そのため、目立つ場合でも返品・交換はいたしかねますことをご了承ください。

【1】血筋
動物の血管の痕が革の表面に模様として残るもの。特にヌメ革のように自然な仕上げの革では、この風合いがはっきりと現れます。

【2】バラ傷
動物が生きていた時についた傷や虫刺されの痕が、線状や斑点状に残ることがあります。これも天然皮革ならではの特徴です。

【3】色ムラ・トラ
革は天然素材のため、職人の技術をもってしても革質や成育環境、部位の違いによって染めムラが生じることがあります。また、人の肌にシワがあるように、動物の革にも「トラ」と呼ばれるシワがあり、天然の風合いを活かすためにそのまま残されることがあります。

【4】シボ
革の表面に見られる凹凸のこと。これは毛穴の密度によって異なり、一枚の革の中でもシボの大小や手触りの違いが生まれます。


天然素材の個性を知り、愛着を深める

天然素材の商品には、自然そのものを感じられる魅力があります。木目や模様のひとつひとつに個性があり、まったく同じものは存在しません。
一点ものだからこそ、使うほどに愛着が湧き、自分だけの特別な存在になっていくもの。ぜひ、そんな一期一会のめぐり合わせをお楽しみください。