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セブン・アントチェアのレッグキャップの取り付け方

デンマークの建築家でありデザイナーのアルネ・ヤコブセンは、その革新的で美しいデザインにより、世界中のインテリアに大きな影響を与えてきました。彼の代表作の中でも特に有名な「セブンチェア」と「アントチェア」は、独自のフォルムと優れた機能性を兼ね備え、時代を超えて愛され続けています。

セブンチェアとアントチェアの脚先には、床面を傷つけないよう保護するためのレッグキャップが取り付けられています。しかし、レッグキャップは長年の使用とともに劣化してしまいます。そこで今回は、ご自身で簡単に交換できるよう、手順をご紹介します。


交換の前に、下準備

まずはチェアが傷がつかないように、ラグやソファなどの上でチェアをひっくり返してください。

作業をする際はペンチやミニラジオペンチ、当て布をご準備ください。


実際にキャップを交換していきます

【1】脚やキャップに傷がつかないよう配慮し、またペンチで回しやすくするために、当て布を挟んだ状態でペンチを使用し、回しながら取り外します。

【2】クリックリッ!と左右に回しながら、ゆっくりと引っ張りつつ取り外してください。

【3】スポッ!と抜けます。簡単には抜けませんが、過度な力は必要ありません。

【4】あとはキャップをはめるだけです。手ではめることもできますが、取り付けた後は優しく木槌などでトントンと叩いて固定してください。


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セブンチェア
seven

アントチェア開発から3年後の1955年に、アントチェアの不足している部分を補う後継モデルとして「SERIES 7」を発表。アントチェアより一回り大きな背と座を持ち、より座り心地が追求されたセブンチェアは、ミッドセンチュリーデザインの名作の1つとなりました。

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アントチェア
ant

1952年に発表された、20世紀史に残る名作アントチェア。単体での美しさもさることながら、広い空間に多数並べた時の美しさは他に類を見ません。

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