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長くお使いいただくために

カールハンセン社の家具はどの製品も世代を超えて長くお使いいただけるよう製造されていますが、より心地よく末長くお使いいただくためにはきちんとしたメンテナンスが重要です。
また設置されている環境によっても、家具の劣化などに影響を及ぼす場合もありますので、下記の点にご注意ください。

  • 天然木無垢材は湿度に大きく影響されます。木製家具に適した湿度は30%〜60%です。特に極度の乾燥はひび割れの原因になります。また温度にも影響されますので、ストーブやヒーター、ラジエーターなどの暖房器具の近くでは、ご使用にならないでください。
  • 直射日光が当たる環境はできるだけ避けてください。日光が当たりますと日焼けの原因にもなり、色ムラなどが生じます。
  • 天板上の同じ箇所に花瓶やオブジェなどを長期間放置すると、その部分だけ日焼け跡が残り他の場所と色が変わってきます。また濡れたものを長時間置いたり高温のものを置いても、染みや変色の原因となります。この日焼け跡や染みなどは取り除くことが難しい場合もありますので、十分にご注意ください。
  • 天然木は時が経つにつれ色合いが変化していきます。ビーチなどの薄色のものは少しづつ濃く、ウォールナットなどの濃色のものは明るい色合いに変化します。また、使用していくうちに美しい艶が出てきます。その経年変化もお楽しみください。

ソープフィニッシュのお手入れとメンテナンス

◆ソープフィニッシュの製品は、石鹸で洗います

ソープフィニッシュの無垢材家具は、2週間から8週間毎にお手入れが必要です。とても難しいのでは?と思われがちですが、 メンテナンスは簡単。石鹸の泡で木肌を洗うだけなのです。きちんとお手入れされた家具は、石鹸の油分で汚れをはじくようになります。 ご使用環境によっても違いますが、新品の状態は石鹸の浸透層が薄いため2週間に1度程度のお手入れが必要。お手入れを重ねるうちに次第に石鹸の浸透層が厚くなり、半年ほどすぎると2ヶ月に1度程度のメンテナンスでも大丈夫になります。

ご用意するもの
  • 中目(240番〜400番程度)のサンドペーパー
  • ソープ溶液/市販のソープフィニッシュ用メンテナンス液、または純石鹸(シャボン玉石けんなど)
  • ぬるま湯500㎖
  • スポンジ
  • きれいな布(ウエスやタオルなど)
○ 純石鹸を使用する場合

固形石鹸はカッターで細かく削って30℃以上のぬるま湯に溶かし、しっかりと泡立ててご使用ください。
お湯500㎖に対し石鹸50㏄(スプーン約2.5杯程度)が目安です。
石鹸は必ず純石鹸(脂肪酸ナトリウムまたは脂肪酸カリウムが98%以上配合)をご使用ください。無添加と書いてある石鹸でも純石鹸ではないものがありますのでご注意ください。

純石鹸の場合

ソープフィニッシュ用メンテナンス液の場合

メンテナンスの仕方
  1. 気になる汚れや日焼け跡などがある場合は、最初に中目のサンドペーパー(240番〜400番程度)で木部を軽く研磨して落とします。
    ※サンドペーパーをかける際は、必ず木目に沿って研磨してください。
  2. 次にソープ溶液を柔らかい布またはスポンジにつけて、撫でるように木目に沿って塗布します。純石鹸を使用する場合は、泡をすくって木に置いていくような感じで塗ります。汚れや黒ずみがある箇所は、重点的に行ってください。
    ※合成洗剤は絶対に使用しないでください。
    ※木材内の含水率を均一にするために、必ず木部全体に塗布してください。
    ※チェアやソファなどの布・革を使用している製品は、その箇所にビニールなどでマスキングをしてから作業を行ってください。
  3. その後、10分ほど放置して乾燥させてください。
  4. きれいな布またはスポンジでをぬるま湯で湿らせてからしっかり絞り、余分なソープを拭き取ります。
    ※拭き残しがあるとシミの原因になります。
  5. 風通しの良い日陰でよく乾燥させたら終了です。
    ※ドライヤーを使用したり直射日光に当てての乾燥は行わないでください。変色や変形の原因となります。
    ※サンドペーパーで強く研磨したり、強めにソープウォッシュを施すと、経年によるヤケも落ちてしまいます。まず目立たない箇所で試して確認してから、 全体に施すことをおすすめします。
センプレでは下記のソープフィニッシュ用メンテナンスキットを販売しております。

お子様にも安心のソープフィニッシュ用メンテナンスキットです。
従来のソープフィニッシュ溶液に比べ、撥水性が高いのがポイント。
成分は純石鹸などの安全性の高いものを使用しており、後片付けも簡単です。

メンテキットはこちら

◆日常のお手入れ

ぬるま湯に浸し固く絞った柔らかいきれいな布で拭いてください。
※住居用洗剤や化学薬品は使用しないでください。またスチールウールも使用しないでください。

お手入れ後、木材の表面が毛羽立つことがあります。そういった場合は再度目の細かいサンドペーパー(400番程度)で木目に沿って軽く撫でるように研磨してください。

オイルフィニッシュのお手入れとメンテナンス

◆オイル仕上げの製品は、自然の塗装用オイルを使います

オイル仕上げの無垢材家具は、年に2〜4回ほどオイルを使ってお手入れするのがオススメです。またうっかりできてしまった輪ジミや小さな傷なども、しっかりメンテナンスをすることで修復可能です。

ご用意するもの
  • 中目(240〜400番程度)のサンドペーパー
  • 木製家具用自然オイル/リボス「ビボス」、オスモカラー「ノーマルクリア」「エキストラクリア」など
    市販のオイルは無彩色(クリア)のものと色付きのもの(カラーオイル)があります。色がついているオイルをご使用になりますと、製品の色合いが変化しますのでご注意ください。
  • オイル塗布用布(ウエスや目の細かい柔らかい布ーいらない T シャツでも可)またはスポンジ
  • ぬるま湯 1ℓ
  • 拭き取り用の布2枚(きれいな柔らかい布)
 
メンテナンスの仕方
  1. ぬるま湯に浸ししっかり絞った柔らかい布で家具の木部全体をよく拭き、乾かします。
  2. 気になる汚れや日焼け跡などがある場合は、最初に中目のサンドペーパー(240番〜400番程度)で木部を軽く研磨して落とします。
  3. メンテナンスオイルをきれいな柔らかい布またはスポンジで、木目に沿って塗布してください。
    ※木部に直接オイルをふりかけないでください。
    テーブルなど裏面があるものは、裏や小口面にも同じように塗布します(木部全体に均等に塗布してください。ひび割れや反りの原因となることがあります)。
  4. 5〜10分ほど放置して乾かしてください。
  5. オイルが乾ききる前にきれいな乾いた布で余分なオイルを拭き取ります。
  6. 風通しの良い日陰でよく乾燥させたら終了です。
    ※よく乾いていることを確認してからご使用ください。
    ※オイルは可燃性と揮発性のある危険物です。必ず火気厳禁で作業してください。
    ※オイルが付着した布やスポンジ、紙などは自然発火する危険性があります。使用後は速やかに金属製またはガラス製容器に入れて保管し、 焼却破棄するか、自治体の方針にしたがって処分してください。
    ※オイルは日光の当たらない場所に保管してください。

お手入れ後、木材の表面が毛羽立つことがあります。そういった場合は再度目の細かいサンドペーパー(400番程度)で木目に沿ってなめらかになるまで全体を軽く撫でるように研磨してください。

輪ジミや傷、強めの汚れなどがある場合

中目のサンドペーパー(180番〜240番程度)サンドペーパーを使用し、木目に沿って少し強めに磨いてください。 その後スポンジにソープ溶液を浸して、ソープフィニッシュのメンテナンス欄2〜5を行ってください。 その後オイル仕上げ欄の3以降の方法でメンテナンスしてください。

オイルフィニッシのメンテナンス動画へ(外部リンク)
◆日常のお手入れ

柔らかいきれいな乾いた布で、木目に沿って乾拭きしてください。汚れは水、または薄いソープ溶液(ソープフィニッシュのメンテナンス欄参照)に浸し固く絞った布で拭いた後、すぐに乾拭きしてください。
※必ず木目に沿って拭いてください。
※住居用洗剤や化学薬品は使用しないで下さい。またスチールウールも使用しないで下さい。

表面のオイルが取れた場合は、目の細かいサンドペーパー(400番程度)で軽く磨いて、オイルを再度塗布してください。
冬などの乾燥しやすい時期はエッジの木口部分にオイルをより頻繁に塗布し、乾燥を防いでください。乾燥が原因のひび割れ等の破損を予防することができます。

ペーパーコードのメンテナンス

カール・ハンセン&サンで使われているペーパーコードには、汚れを付きにくくするワックス加工が表面に施してあります。ですので特別なお手入れをあまり必要としませんが、美しさを保つために日常で簡単なお掃除をしてください。

◆日常のお手入れ

普段のお手入れはペーパーコードのラインに沿って掃除機をかけて埃やゴミをとってください。
ペーパーコードは3層構造(表面層・中間層・裏面層)になっています。表面層と中間層の間にホコリが溜まりやすいため、掃除機はこまめにかけてください。椅子をひっくり返して座面の裏から叩くのも有効です。
※叩くと細かいチリが舞いますので、屋外で行うことをおすすめします。

◆液体をこぼしてしまったら

液体をこぼしてしまった時は、すぐに乾いた布で水気を吸い取り、掃除機で表面のホコリなどをとってください。コーヒーやワインなどシミになるようなものの場合、すぐに液体を拭きとった後、綺麗な布にたくさんの水を含ませて、ポンポンと叩くようにして汚れを除去してください。
※液体をこぼしたまま長時間放置しますと、汚れが落ちにくくなるのでご注意ください。
※フレームに水分が付いた場合は速やかに拭き取ってください。
※完全に乾かしてからご使用ください。濡れた状態で座ると、ペーパーコードが伸びてしまう場合があります。
※ドライヤーを使用したり直射日光に当てての乾燥は行わないでください。変色や変形の原因となります。

◆水だけでは落ちない場合

柔らかい布かスポンジをソープ溶液(ソープフィニッシュのメンテナンス欄参照)に浸し、ペーパーコードの目に沿って撫でるように洗ってください。その後、きれいな水を含ませたタオルで上から叩き、ソープ液を落とします。風通しの良い日陰でよく乾燥させてください。
※強くこすり過ぎると液体がペーパーコード内部に染みてしまいますので、ご注意ください。
※合成洗剤は絶対に使用しないでください。
※ソープ液が残るとシミなどの原因となりますので、しっかり取り除いてください。
※フレームに水分が付いた場合は、速やかに拭き取ってください。
※完全に乾かしてからご使用ください。濡れた状態で座ると、ペーパーコードが伸びてしまう場合があります。
※ドライヤーを使用したり直射日光に当てての乾燥は行わないでください。変色や変形の原因となります。

●新品のジーンズなどは色が移ってしまうことがありますので、ご注意ください。もし気になるようであれば、専用クッションなどのご使用をお勧めします。
●耐久性に優れた素材ですが、必要に応じて張り替えや修理も可能ですので、ご相談ください。

ペーパーコードの張替えなど、修理のご依頼は「SETWELL」で承ります。

Care & Maintenance

ペーパーコードは、使用していく中で表面の擦れが進み最終的に切れてしまうため、張替が必要となります。センプレではそのような対応も承っております。
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