Tripp Trapp 50th Anniversary
“
私は、「食卓を囲む生活」という価値観を強く信じ、子どもと大人が密に繋がることができるようにすることに重きを置いています。
トリップ トラップデザイナー:Peter Opsvik
トリップ トラップとその誕生の背景
革新的なチェア
1972年に北欧ノルウェーで生まれたトリップ トラップは、側面のL字型の木部で2枚の板を挟むというシンプルな構造で、子どもから大人まで正しい姿勢で座ることを可能にした革新的なチェアです。
デザイナーと誕生秘話
トリップトラップは、ノルウェー生まれのピーター・オプスヴィック氏によってデザインされました。従来のハイチェアを卒業した息子のトールが、体格的にはまだ大人用の椅子には小さ過ぎるのを見て、どんなサイズの子どもでも親子で目線を合わせながら同じ食卓を囲めるようデザインしたのがトリップトラップです。家族が集って食事をすることを重視する北欧では、子どもも大切な家族の一員として尊重されてきました。トリップトラップ誕生の背景には、きちんと目を合わせて対等に会話ができ、快適に座ることのきる椅子を与えるべきという考えがありました。
名前の由来
「トリップトラップ」という名前は、日本でも有名な「三びきのやぎのがらがらどん」(ノルウェーの昔話 マーシャ・ブラウン絵 瀬田貞二訳福音館書店刊)に登場する、やぎが橋を渡る時の音に由来しています。ピーターの息子が大好きだっ
たこの本から発想を得て、子どもが自由に上り下りすることができるチェアであることから、この名前がつきました。
デザイナー ピーター・オスヴィックの哲学
子どもは動くもの
ピーター・オプスヴィックは、椅子の革命家と言われています。座るための椅子でありながら、「人間の身体とは、本来動くようにできている」という信念に基づき、従来のスタンダードを覆すデザインをおこなっています。
子どもに関しても同様で、「子どもにとって一番いい場所とは"グラウンド(地面)"なのだ」という結論に至り、子どもに動く自由を与える"グラウンド(地面)"を上に持ってくるという発想で、トリップ トラップの足のせ板も大きく作られています。その地面で子どもは動きながら、心地良い姿勢で座ることを学びます。
安全なハイチェアとは
子どもを縛り付けて動けないようにする椅子ではなく、安全な環境の中で失敗しながら、そこから学ぶ自由を与えることが大切だという考えで。自分で上り下りができるなど、子どもたちの動きの自由を確保いくのがトリップトラップです。
機能・特長と、ストッケの変わらぬ想い
シンプルな構造と、タイムレスな北欧デザイン、カラーバリエーションが特長で、その研ぎ澄まされたデザインでニューヨーク現代美術館(MoMA)、ヴィクトリア&アルバート博物館(V&A)、ヴィトラ・デザインミュージアムといった世界有数の美術館に展示されています。
1972年の発売から現在までに、世界で1200万台以上を販売した実績を誇ります。この50年で子育てや家族の形は時代とともに変化してきたかもしれませんが、トリップトラップが提供する「家族が集う食卓を大切にし、個を大切にし、親子とともに成長していく」という価値観はこれまでもこれからも変わることはありません。
トリップ トラップ / Tripp Trapp
1972年の発表とともに子ども用チェアに新風を吹き込んだデザイン。赤ちゃんから大人まで。成長に合わせて座板と足のせ板を変え常に正しい姿勢が維持できます。新生児から6カ月、6カ月から3歳までのお子様が快適かつ安全にご使用いただけるようアクセサリーが準備されています。
>>トリップ トラップご購入はこちらから