壁面への取り付けについて
壁材による設置の可否
設置可能な壁面
◎ 厚みのある木壁・ベニヤ壁
厚みのある木壁であれば直接ビス打ちが可能
◎ 石膏ボード
石膏ボード用アンカーを使用することで設置が可能
◎ コンクリート壁
先にコンクリート用ドリルで穴を開け、コンクリート用アンカーを使用することで設置が可能
▲モルタル壁
モルタル用アンカーを使用することで設置が可能であるが専門業者でなければ設置は困難
設置不可能な壁面
✖ 薄いベニヤ壁
壁面の強度が弱いため設置できません
✖ 土壁
アンカーが機能しない為設置することは出来ません
✖ 砂壁
アンカーが機能しない為設置することは出来ません
壁の構造について
木柱の真上であれば 直接ビス打ちが可能です
LGSの真上であれば 直接ビス打ちが可能です
鉄筋コンクリート壁の場合 、 鉄筋の真上からは設置不可鉄筋を避け、穴を開けた上 で“コンクリート用アンカー”を使用することで設置が可能です。
壁の構造「石膏ボード壁」の場合
最も一般的な構造としては、木造の場合上図のように「間柱」という木柱を等間隔に立て、そこに「石膏ボード」を取り付け、その上に塗装をしたり壁紙を貼って仕上げをしているケースが多いと思われます。
石膏ボードの壁にstringを取り付ける場合は柱の場所を探して柱にネジを締めて固定するか、柱のない空洞の場所には「アンカー」という特殊なアイテムを使うことで取り付け可能になります。
*石膏ボードとは焼き石膏と鋸屑やパーライトなどを水で混ぜ合わせ2枚の厚紙で挟み込んで板状にしたものです。丈夫で不燃性、防火性、遮音性などとても優れた素材で壁材として最も普及している素材です。
壁材 ・壁内部の確認方法1
step1:設置したい箇所のあたりをノックしてみる。
壁をノックしてみることで大まかな判断ができます。
裏に柱がある場合、音が固く詰まった感じがします。
裏が空洞な場合は軽く抜けた感じの音がします。
コンクリートの場合はコツコツ、ペチペチ固く詰まった音がします。感触も硬い感じです。
なんとなく壁材のアタリがついたら以下のステップを試してみましょう。
step2:ピンを刺してみる。
軽い力でピンが刺さる
ピンの先端に白い粉が付く場合は石膏ボードの可能性あり。
先端がそのままの場合は薄い合板の可能性あり。
力を入れてなんとか刺さる
厚みのある合板か、硬質石膏ボードの可能性あり。
力を入れても全く刺さらない
ピンがまったく刺さらず、ノック音も固く締まった感じの場合、ほぼコンクリートと判断してよいでしょう。
step3:コンセントを取り外してみる。
コンセントは壁が出来上がった後に取り付けることが多いので、ドライバーで簡単に外すことができます。取り外してみると壁の断面が見えるため、壁が何の素材で出来てるのか確認ができます。
※コンセント裏のコードを無理にひっぱたり接続部に触れたりしないように注意してください。漏電や感電の恐れがあります。
壁材 ・壁内部の確認方法2
下地チェッカーによる確認
壁面に押し当てて針を差し込み、下地や壁面内部の障害物の有無を確認する工具です。
量販店で1000円 〜2000円程度でお求めいただけます。
下地センサーによる確認
壁面に押し当てて壁裏の探知をします。チェッカーより確実な壁の内側の確認が可能です。機能は様々で価格にも反映しますが3000円程度 〜10000円程度でお求めいただけます。
・石膏ボード
壁裏のすべての対象物を探知します。木柱間、金属柱の探知、通電している電線の警告も行います。中心線探知機能が作動し、素材情報も表示します。
・金属モード
鉄、非鉄金属の探知と通電した電線の警告を行います。中心位置探知機能も作動します。
・通話線モード
電気が通電している電線を探知します。
設置・施工に関するご注意
コンセント類やスイッチ類の上部には設置できません。
コンセント類やスイッチ類の上部の壁裏は天井裏から電気配線が下りてきているため、施工時に傷をつけて発火事故などの原因となりうるために設置ができません。電話線やTV線なども同類です。ご注意下さい。
外壁、隣接壁への設置ができない場合があります。
マンションなどの集合住宅の場合、外壁や隣接壁は建物の共用部の場合があり設置ができない場合がございます。設置をご希望の場合は建物の管理者にご確認ください。