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木製家具の仕上げとメンテナンス

木製家具の仕上げの種類と、メンテナンス方法をご説明します。

ソープ仕上げ

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石けんで家具を洗う習慣のある北欧家具に、よく用いられる仕上げです。白くサラッとした風合いが魅力で、経年変化で味わい深くなっていきます。石けんで洗うことで汚れが落ち、また汚れをつきにくくする効果もあります。きれいな状態を保つにはマメなメンテナンスが必要ですが、続けていくうちに木に染み込んだ石けんの膜が重なり、お手入れの回数も徐々に減っていきます。白木の木肌に近いのも、人気の理由です。

メンテナンス
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●日常のお手入れ
普段のお手入れは乾拭きで、汚れた場合は濡らして固く絞った布で、優しく拭いてください。他の仕上げに比べると耐水性が弱く、染みになりやすいのでご注意ください。住居用洗剤や化学薬品は使用しないでください。
小さな傷や汚れはサンドペーパーで取り除けます。

●定期的なメンテナンス
石けん溶液で木部を洗う、メンテナンスが必要です。
使用頻度にもよりますが、新品時は2週間に1回程度のメンテナンスを施すと、美しさが保てます。半年ほどすぎてソープの塗膜がしっかりできてきたら2ヶ月に1度、その後年に1度くらいのメンテナンスで大丈夫です。

○センプレおすすめのメンテナンス製品
WENNEX
・Guardian Protection Products


オイル仕上げ

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植物性のオイルを木の表層に浸透させる仕上げで、オイルが木に潤いを与え汚れなどから保護し、若干ですが水も弾いてくれます。濡らしたような飴色と上品な光沢が魅力で、木肌の自然な風合いやオイル独特のしっとりとした手触りを楽しむことができます。お手入れを続けていくと経年で味わいのある濃い褐色に変化。また、ウレタン塗装に比べ傷がつきやすいという欠点もありますが、ご家庭での補修が容易にできます。

メンテナンス
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●日常のお手入れ
普段のお手入れは乾拭きで、汚れた場合は濡らして固く絞った布で、優しく拭いてください。ただし長時間湿らせておくと変色をする場合があります。また熱い器や濡れたコップなどを直接置くと、輪染みになる場合があります。住居用洗剤や化学薬品は使用しないでください。

●定期的なメンテナンス
使用していくうちに段々とオイルが薄くなっていきますので、年に2,3回程度オイルを塗布して潤いを補う必要があります。全体的に汚れが目立ってきた場合は、ソープ溶液で1度洗ってからオイル塗装することをおすすめします。

○センプレおすすめのメンテナンス製品
・Guardian Protection Products


ウレタン仕上げ

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木の表面を薄いウレタン樹脂でコーティングする仕上げ。センプレのオリジナル製品で使用している塗料は艶消しタイプです。木肌に直接触れることはできませんが、ソープやオイルに比べてシミや傷がつきにくく、定期的なメンテナンスも不要。ただし使用していくうちに塗膜が剥がれたり黄変してしまうこともあり、そうした場合は自分で補修できないというデメリットもあります。

メンテナンス
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●日常のお手入れ
基本的には乾拭き、または水に濡らして固く絞った布で拭き取ります。汚れがひどい場合は中性洗剤の使用も可能。なお、アルコール、ベンジン、シンナーなどは塗装剥がれの原因となりますので、ご使用を避けてください。

●定期的なメンテナンスは、特に必要ありません。


無塗装仕上げ

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木地そのままの風合いや香りを楽しむことができ、天然ワックス仕上げや着色など自分の好きな塗装を施すことも可能です。汗や手の汚れが付きやすいのでこまめなお手入れが必要となりますが、サンドペーパーをかけるだけで落とすことが可能です。

メンテナンス
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●日常のお手入れ
普段のお手入れは、乾拭きで、汚れが付いた場合はぬるま湯に浸し固く絞った柔らかいきれいな布で、優しく拭いてください。表面の汚れや細かな傷は、サンドペーパーをかければ、落とすことができます。

●定期的なメンテナンスは、特に必要ありません。