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カール・ハンセン&サンのホームパーティーに参加してきました|2023年5月11日

ホームパーティー

千駄ヶ谷のCARL HANSEN & SØN JAPAN オフィス・ショールームにて、同社セールスチーム主催「デンマークのホームパーティー」に参加してきました。

現代アートギャラリー勤務の“Jens”とファッション編集者“Anne”の架空カップルが招待するホームパーティ、春のHYGGE(ヒュッゲ)な時間を過ごすというテーマのもと、ショールーム3Fのワンフロアを使って行われました。
会場のスタイリングは、インテリアスタイリスト・中田由美さんによるものです。

ヴィルヘルム・ラウリッツェンにフォーカスされた空間

ホームパーティー
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今回のイベントでは特にヴィルヘルム・ラウリッツェンがクローズアップされていました。カール・ハンセンの実際の家具で食事などを楽しめ、実体験で商品の良さを感じられる貴重な時間を過ごすことができました。

ラウリッツェンについて
デンマーク建築史の中で最も重要な建築家のひとりで、デンマーク機能主義建築の先駆者です。ラウリッツェンの代表的な作品には、現在ヴィルヘルム・ラウリッツェン・ターミナルとして知られるコペンハーゲン空港の最初のターミナル(1939年)、フレデリクスベアにある国営放送局の建物ラジオハウス(Radiohuset、1945年)、コペンハーゲンのコンサートホールVega(1956年)、ワシントンDCのデンマーク大使館(1960年)などがあります。
空間や形状は何世代も持ちこたえるべきものだ、という明確な思想を表現し、同時代の建築家と比較して、ラウリッツェンの建築がいかに画期的であったかが分かります。建築において⾧年焦点となっていたのは、建築物の形状や装飾です。しかしラウリッツェンは、自由な発想で機能性を重視したアプローチをしました。そこから、一見しただけでは彼の才能を見落としてしまうような、シンプルかつ機能性に優れた作品が生み出されました。

会場について

リビングスペースとダイニングスペースをフロアの真ん中に壁で分けた空間づくり。ろう作家である落合可南子さんのキャンドルが置かれていてHYGGEな時間を過ごせる空間にしつらえてありました。

リビングスペース
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メイン:エンブレイス・ソファ|張地:カール・ハンセンのオリジナル「フィヨルド」
ソファには差し色でKvadratのRaf Simonsのイエローとブルーのファブリックで作られたクッションが置かれています。壁面の収納はボーエ・モーエンセン。脇にVLA26、新作のCH004のネストテーブル。ソファの前にはEOOSのラウンジテーブルが段違いでセットされています。


ホームパーティー
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壁面の白い壁付けはKvadratのシェーカーシステムでファブリック張り。壁面シェルフには、作家さんの作品を飾るなど奥行きを見せるスタイリング。ここに住まうAnneはRaf Simonsの影響を受けてファッションの仕事をしており、シェルフのディスプレイは現代アートに造詣が深いJensの担当という設定で、スペースとテーマが一貫したスタイリングが魅力的でした。

壁付けのFK63
ホームパーティー
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あえて何も置かない部分を作ったり、色数を絞ったり、高さにリズムを持たせた中田由美さんらしいスタイリング。

ダイニングスペース
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メイン:テーブルCH327(W190)チェアCH29
壁にはセルジュ・ムーユのライトが取り付けられており、価格は50万ほどだそう。チェアCH29の座面張地はKvadratのRaf Simonsのピンクのファブリックで、これがかなり新鮮でした。壁の色のグレーや座面のサイズ、フレームのオーク材ととても相性が良く、印象に残るコーディネート。センプレでもこういった遊びのあるファブリック提案ができるといいなと感じました。


ホームパーティー

サブ:テーブル EO20(Ø79,5)、チェアCH24(ホリーホック)
小さいサイズの円テーブルを実際に見ることができ、またこのテーブルで食事をしました。3人での会食でしたが、多くのお皿を並べることはできませんが、3人でも十分食事ができ、程よい距離感とサイズ感でとても良かったです。CH24・2脚に、VLA26を1脚で座りました。テーブルは在宅勤務でPCと資料を広げ仕事もできるサイズです。

ベランダ
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ベランダに展示されていたアルフレッド・ホーマンのアウトドア家具、AHシリーズ。雨で座れずでしたが、アーム部分や座面のつなぎ目など細かい部分までデザインされたシリーズでした。テーブル、ベンチもスタッキングが可能です。


復刻・Vegaチェア

ホームパーティー
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2022年に復刻した、カール・ハンセンでは初のVLA26 Vegaチェア。昔のオリジナルも展示されていました。デザインされた当初はフリッツハンセン製で、座面裏にはかっこいいVEGAのシールが!見比べるとビスの仕様など少し違います。というのも、復刻にあたりカールハンセンでは現代のニーズにあわせパーツのみの交換ができるなどを考慮し、絶妙な変更を施しての復刻となっています。


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ショールームの2階には、VLA77 FOYER SERIESのソファの展示もありました。


おまけ

ホームパーティー
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この日のカール・ハンセンのスタッフさんのドレスコードはボーダー。食事と会話が楽しく、テーブルコーディネートも初夏を感じるスタイリングでした。

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