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第43回 ブランケットのハグで、心も身体も温まる。


ウールブランケット / シ・コラサォン

12月に入って日に日に寒さが増し、気がつくと冬本番。それでも小春日和には、陽射しが差し込む南側の部屋は結構暖かくポカポカ心地良い。しかしそんな日でも夜になるといきなりドンッと気温が下がり、気を緩めて薄着ですごして、うっかり風邪を引きそうになった。慌てて毛布にくるまり、ホッと一息つく。今、自宅で使っているブランケットは、ごくプレーンな無地のウール。アイボリーやブラウン色でこれはこれでシンプルで悪くはないのだけど、なんだか少し味気ない。そんなことを考えていたら、センプレに新しいブランケットが届いたという情報が入った。


ポルトガルから届いた美しい織物
ポルトガルはアイレ山脈の麓にある小さな村、ミラ・ダ・アイレ。その村で職人たちが1枚1枚丁寧に手織りで織り上げているのが、このChicoração(シ・コラサォン)のウールブランケットだ。
ミラ・ダ・アイレは良質な羊毛の産地で、羊飼いのマントとしての織物を1600年代から伝統的に織り続けている。Chicoração(シ・コラサォン)はその村で代々羊毛業を営んできた、家族経営のファクトリー。羊の毛刈りから最後の仕上げまで、すべての工程を自社で行っている。羊毛の洗浄は水のみを使用し、糸染めは天然由来の染料を使い、仕上げにもケミカルなものを一切使用していないという、天然100%のブランケット。なんと今でも1600年代当時の機織り機を使用しているそうで、そのおかげで独特な風合いが生まれるのだそうだ。


リビングでのくつろぎタイムにこそ使いたい
Chicoração(シ・コラサォン)のブランケットの一番の魅力は、なんといってもその美しいデザインにあると思う。モダンだけれどどこか懐かしさの漂うパターン。ざっくりとした、けれどしっかりと目の詰まった風合い。そして美しく発色の良いカラー。いわゆる寝具然としたブランケットはベッドルーム以外の場所ではあまり使う気になれないのだけれど、このChicoração(シ・コラサォン)のブランケットは特にリビングで使用したくなる。寒い日のくつろぎタイムの相棒としてショールやひざ掛けにするのはもちろんなのだけど、ソファの座面にそのまま敷いてしまうというのもおすすめな使い方。これが案外温かくて心地よく、座った際にお尻が冷やっとしないのは快適。おまけにソファにこの1枚をかけただけなのに、部屋の印象が結構変わる。なんだか新しいソファを手に入れたみたいで、幸せな気持ちになってくるのだ。もちろん敷くだけでなくひざ掛けも欲しいから、ここは2枚使いで。ソファにゆったり座ってブランケットに包まれていると、だんだん…ウトウト眠くなってきてしまう。


足元が冷える、デスクワークにも
冬場のデスクワークはどうしても足元が冷える。暖房はついていても温かい空気はみんな上の方へ上がっていってしまうので、やはり足腰を温めるひざ掛けは欲しいところだ。仕事や勉強、ちょっとした書き物やパソコン作業時などに、このサイズのブランケットはかなり重宝する。二つ折りにして膝にかけると本当に暖かいし、それでもまだちょっと肌寒い時は広げて肩から羽織ると全身がくるまれるのが嬉しい。ただし目の詰まったウール素材のブランケットなので、化繊のものやハーフケットなどと比べると少しだけ重たいから、肩こりさんは要注意。とはいえ一般のウールブランケットと比べると、Chicoração(シ・コラサォン)のブランケットは結構軽め。使用感もとても良い。


キャンプやチェアリングのお供にも
おしゃれなブランケットを部屋の中だけで使うのはもったいない!ということでアウトドアに持ち出してみた。折りたたみ椅子とこのブランケットを持って、最近流行りのチェアリング。冬の寒空の下でもこのブランケットが1枚あるだけで、かなり暖かい。ブランケットにくるまれてボーッと景色を眺めていると、日常の煩わしいことも大したことではないように思えてしまうが不思議だ。ウール素材は化学繊維に比べて燃えにくい性質があるので、キャンプにも良さそう。ふわふわとフリンジがついたデザインなので、肩からかけるとショールのようにも見えてかわいい。
 

メリノウールに抱きしめられて
Chicoração(シ・コラサォン)のウールブランケットは、メリノ種の羊毛。メリノウールは羊毛の中でも最も高級と言われている。メリノウールの特徴を調べてみると、他の羊毛と比較して保温性が高いとあった。他の羊毛よりクリンプ(縮れ)が細かく絡み合いやすいため、中にデッドエアと言われる動かない空気(人の体温で温まり、その温かさが人の体を温める性質)をたくさん含んでいるらしい。が、絡み合いやすいということは逆に毛玉ができやすいというデメリットもある。しかしChicoração(シ・コラサォン)のウールブランケットは洗いをかけたあと熱で圧縮させる加工を施すことで毛玉になりにくいうえ、ニットにも毛が付きづらいというから嬉しい限り。そして使っていくうちにどんどん柔らかく、馴染んでくるというのも魅力的だ。

Chicoração(シ・コラサォン)の「コラサォン」とは、ポルトガル語で「心臓」を表す言葉で、「ギューっと抱きしめる親愛のこもったハグ」の意味もあるという。Chicoração(シ・コラサォン)の美しいブランケットに抱きしめられて心も身体も温まる、そんな冬を過ごしてみませんか?


>おわり

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センプレ創立メンバーで、現在フリー・デザイナーの小林さん。そんな内からも外からもセンプレをよく知る方に、時には感性鋭いデザイナーの目で、 時には一家を支える主婦の目で、センプレの扱っている商品のことを定期的に書き下ろしていただきます。

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文と写真 小林千寿子 / フリーランス・デザイナー


神奈川県在住。 グラフィックデザイン会社、(株)ゼロファーストデザインを経て、1996年に(株)センプレデザインの立ち上げに参加。
センプレでは主にショップのカタログなど、グラフィック部門を担当。 1999年からフリーランスで、活動中。 大学生の娘と夫との3人暮らし。