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第45回 必要なものと行きたい場所へ。サッと運べる収納ツール。


vitra ロッカーボックス

在宅ワーカーの悩みの種
在宅で仕事をしていると、たまに家庭内ノマドになることがある。事情があって最近はダイニングテーブルを自身の定位置としているのだが、しかしそこは家族が集まる場でもあるわけで。仕事に集中しづらかったり、オンラインミーティングの際に不便が生じたりもする。そういう時はいつも、PCやら書類やら飲み物やらを抱えて家の中をウロウロ。まあ大概娘の部屋を使わせてもらうことで落ち着くのだが、しかしいっぺんに荷物を運べず何往復かして、ちょっと面倒だな…と思うことがしばしばあった。
ここ数年で働き方も大きく変わりリモートワークを実施する会社も増えたが、住宅事情で自室や自身の机を持てないため困っているという話もよく聞く。ダイニングテーブルに書類を広げて仕事をして、食事の時間になると一旦別の場所に退避し、食事が終わるとまた広げて、夜になるとまた片付けてを繰り返す…。そんな事情をもつ方たちにも、最適な収納がないものかとも思っていた。


その名も「ロッカーボックス」
この格好いいツールの名前は、「ロッカーボックス」。ドイツのプロダクトデザイナー、コンスタンチン・グルチッチがデザインを手掛け、vitraから発売されているツールボックスだ。
一見ハードそうに見えるこのボックス。実は収納部は布製なため、とても軽量。サイドパネルは100%リサイクル可能な再生ポリプロピレン、持ち手部分は頑丈だけれどもやはり軽さが嬉しいアルミニウム製で、同じく軽量化に一役買っている。そんなハードとソフトがミックスされたマテリアルも魅力の一つだろう。収納部は仕切りで2つに分かれていて、手前には小さなポケットが3つ。両端のポケットにはマチが付いているので、多少厚みがあるものでも入れることができる。大きなものも小さなものも収納しやすい気配りが、とても嬉しい。


自宅でもオフィスでも
さて、このロッカーボックスをどう使おうか。
まず、一番ベーシックな使い方は、先にも挙げた仕事ツールのキャリーボックスとして。PCに書類、スマホ、筆記用具など必要なものを全部突っ込んで持ち運ぶ。幅の内寸が43.5cmあるのでA3書類もすっぽり。16インチのノートPCだって問題ない。手前のポケットにはスマホやメガネ、ペンなどの小物を入れて。その日の気分によって好きな場所へ移動して仕事をする、なんてさぞや快適だろう。こういった使い方は自宅ではもちろん、オフィスでだって力を発揮する。自身の机から会議室へ、応接室へなど、パソコンやら書類やらを沢山抱えて移動している人も少なくないはず。そんな時、このロッカーボックスがとても役に立つ。時に憂鬱な会議だってこのロッカーボックスが1つあるだけで、ちょっと楽しみになるかもしれない。


仕事用とは限らない
リビングやベッドルームで、マガジンラックとして使うのもおすすめだ。収納部1つの奥行きは約6cmあるため、多少厚みのある本だって収められる。散らかりがちな郵便物やリモコンなどの定位置としても重宝しそう。布製なので大切なものでも傷がつきにくく、安心して収納できる。
それからちょっと斜め上な使い方だが、なんと、スリッパラックにピッタリのサイズなのだ。ソフトで薄めのスリッパなら、4足がちょうど入る。奥行きが18cmしかないため、玄関に置いても邪魔になりにくい。外出先から帰宅し玄関を開けるとこのお洒落なロッカーボックスがお出迎えしてくれるなんて、嬉しくて1日の疲れも和らぎそうだ。

毎日の忙しい生活の中ではちょっとしたこういうアイテムがあるだけで、抜群に効率が良くなったり楽しく過ごせたりするものだと、実感する。お洒落で機能的な、ロッカーボックス。アイデアで、あなたなりの使い方を探してみてください。


>おわり

ご紹介アイテム


 

□ ロッカーボックス /
ダークグレーRE

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□ ロッカーボックス /
ブリックRE

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センプレ創立メンバーで、現在フリー・デザイナーの小林さん。そんな内からも外からもセンプレをよく知る方に、時には感性鋭いデザイナーの目で、 時には一家を支える主婦の目で、センプレの扱っている商品のことを定期的に書き下ろしていただきます。

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文と写真 小林千寿子 / フリーランス・デザイナー


神奈川県在住。 グラフィックデザイン会社、(株)ゼロファーストデザインを経て、1996年に(株)センプレデザインの立ち上げに参加。
センプレでは主にショップのカタログなど、グラフィック部門を担当。 1999年からフリーランスで、活動中。 大学生の娘と夫との3人暮らし。