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第18回 アフリカの女性たちに思いを馳せて


ウォールハンギング & ボウル

ハンドメイドなものに惹かれてしまう。ひとつひとつ手仕事で仕上げられた製品は、機械で生産されたものには持ち得ない魅力がある。手作りならではの温かみ。少しいびつだったり個体によって若干大きさが違っていたりするが、そういうところがまた愛おしい。
この WomenCraft のボウルたちからも、そんな優しさが感じられる。

WomenCraft はタンザニアのンガラという地域で運営されている、コミュニティ主導の社会的企業だ。国連のサポートのもと、アフリカ東部五大湖地域であるタンザニア、ルワンダ、ブルンジの難民の女性たちが仕事を通じて知識と技術を向上させ、社会的、経済的に自立することを目指している。WomenCraft に携わる女性職人の数は300人以上で、その手で作り出される美しく高品質な製品はフェアトレードで取引される。そしてその活動は地域社会間の緊張を緩和し、紛争、対立をしていた地域に平和と統一をもたらすことにも貢献しているのだ。


このボウルは地元で収穫されたスターグラスやパピルスといった草類とバナナの繊維、そしてキテンゲと呼ばれる東アフリカの綿布でできている。それらを丁寧に織りこみながら、ひとつひとつ手作業で製作されている。天然素材の手触りは心地よく、顔を近づけるとフッと草の良い香りがする。い草にも似ているこの香りにとても心惹かれてしまうのは、日本人だからだろうか。真新しいの畳の部屋に寝転がった時の心地よさを、思い出してしまうのだ。

ボウルの裏側には紐がついていて壁にかけることもできる。使わない時はウォールアートととしてその美しいデザインを楽しむのもいい。
大きい方のボウルは直径約40cm。そこそこのサイズ感なので床やチェストなどの上に置いて使用すると良さそうだ。雑誌や新聞などの一時置き場にしたり、次の日に着る服を用意したり、スカーフなどを飾りながら収納するのにもちょうどいい。小さい方のボウルは直径約30cm。テーブルウェアとして食品を入れるのはもちろん、洗面所などで使うのもアイデアだ。
天然の繊維は丈夫でボウル自体の作りもかなりしっかりしている。そしてモダンでシンプルなデザインはどんなインテリアにもマッチする。

アフリカの女性職人の手による、WomenCraft ボウルたち。天然素材の香りと優しさに、遠くアフリカを思い描きながら使ってみたい。

>おわり

ご紹介アイテム

□ Konokono

地元の草やバナナの茎の革で丁寧に編まれたモノクロのモダンなデザイン。

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□ Maua

地元のバナナの木の樹皮と伝統的な穀物袋の白い糸を使って作られています。

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□ Ikiba

タンザニア北西部のムンデリエキャンプでブルンジ難民の職人によるコレクションです。

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センプレ創立メンバーで、現在フリー・デザイナーの小林さん。そんな内からも外からもセンプレをよく知る方に、時には感性鋭いデザイナーの目で、 時には一家を支える主婦の目で、センプレの扱っている商品のことを定期的に書き下ろしていただきます。

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文と写真 小林千寿子 / フリーランス・デザイナー


神奈川県在住。 グラフィックデザイン会社、(株)ゼロファーストデザインを経て、1996年に(株)センプレデザインの立ち上げに参加。
センプレでは主にショップのカタログなど、グラフィック部門を担当。 1999年からフリーランスで、活動中。 大学生の娘と夫との3人暮らし。